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黄昏の日常  作者: 灯些季
16/89

16.連れ

それにしても……キャーってなぁ……


男子校?だよな?

どんな人が来たか知らないけど大げさじゃない?


なんて考えてたら目線かんじる。


転校生だからってガン見するなっっ


「あ、そう…じゃなくて会長。」


隣にいる人も生徒会かな?


「柾美、ここの食堂はどう?美味しいでしょ。」


ちょっ俺がワザと会長って呼んだの察して下さいっっ!


「美味しいですね。」


まて俺。

考え過ぎかも。

ここに来たばかりの生徒だから気を使ってくれたんだよな。


だからっっ周りで文句言ってる人!深く考えないで!!


「良かった。君の顔が見れただけでもここに来た甲斐があったよ。」


周りの声が悪化した!?


「会長、早くメニュー選んで持ち帰りましょう。斉原先輩と祐貴がお腹空かせて待ってますよ。」

「柾美、紹介するよ。こちらは会計の園田宰そのだつかさ

「はじめまして。」

「生徒会役員として君の事は知ってるよ。いろいろ大変だと思うけど困ったときは生徒会が助けるよ。」


穏やかな笑顔だな〜。

癒し系かも。



「ほら会長、サッサと受け取って帰りますよ」

「えっもう?」


総一先輩が振り回されてる?


お、周りが「転校生だから来たばかりだし生徒会気に掛けてるの最初だけだよねー」とか聞こえてきた。


いいぞもっと言って!


「柾美、今度生徒会室においで。君ならいつでも歓迎するよ。」

「あ、ありがとうございます。」


なんか「アイツ何サマ!?」とか聞こえてきたけど!?


「おい、俺の連れに手ぇ出してんじゃねぇ」


へ?

それはまさか俺の事ぉ!?

後ろから抱きしめられてる!耳の近くで低い声が色っぽいっていうか誰だ!!


状況説明たのむ!!

って……総一先輩の顔が険しい?


「浩二…そう言えば君と同じクラスだね」

「そういう事だ。コイツに近づくなら俺の許可とれよ兄貴。」


つまり、俺の後ろにいるのは総一先輩の弟?


あれ、どこかで聞いたよな?

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