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黄昏の日常  作者: 灯些季
11/89

11.再会

振り返ると見覚えのある美形さんがいたよ。


「総一先輩っっ!」

「もしかして迷子?職員室行くの?」


つい周りに生徒いないか確認しちゃったよ。

だって、

昨日あんな話ししたばかりだし。


それにしてもエスパー能力は健在ですね。


「図星みたいだね。案内するよ。」

「ありがとうございます。ちょうど迷子です。」


総一先輩様々だなぁ〜。


俺は先輩と並んで歩き出す。


昨日も思ったけど背高いなぁ。


「ところで柾美、変なこと聞くけど同性愛はアリだと思う?」

「ふぇっっ!?」


あぁ声が驚いたせいで裏返って情けないっ


「あ、あぁ…ここってそういう所なんですよね?えっと……それは個人の自由なので良いと思います。」


そういえば先輩て恋人、彼氏っていうのかな?

いるんだろうか。


カッコ良いし、優しいしいてもおかしくないか。


「俺の顔に何か付いてる?」

「へっ?目と鼻と口が付いてますっっ」

「うーん……なかったら怖いね。」


先輩に可哀相なモノを見る目で見られた気がする!


「すみませんっっそうじゃなくてっっその、付き合ってる人はいますか?」


先輩がぽかんとした顔に変わった!

聞くんじゃなかった。

穴掘って飛び込みたい。


「そんなに逃げたそうな顔しなくていいよ。今は生徒会の仕事が忙しくてそれどころじゃないんだ。」


て、先輩?

ナゼ俺の顔を撫でるの?


「まぁ君が望むなら相手になるけど?」


イケメンスキル発動!?

あと顔が近い―――っっ


「待った!!冗談やめて下さいっっっ!!」


キスされるかくらいの距離近づいたと思ったら先輩が爆笑!?


「やっぱり君の反応面白いね!」


え、おでこに柔らかい感触?

今のってまさか


顔に熱が集まってくるのがわかる。


「からかって悪かったね。ほら職員室着いたよ。またね。」


たった数分なのに俺の精神力ゴッソリ持ってかれた気がする。

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