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次の朝。今日は6月1日。

高校2年になって、2ヶ月経ったのだ。


そう。あっというまに過ぎてしまうのだ。



空は眠そうな表情で教室に入ってくる。

「ふはぁ~」

と大きなあくびをした。


「空。どうしたの!?目の下にくまができてるよ!?」

桐葉が体育着の姿で空に近づいてきた・・。

きっと。部活の朝練だったのだろう。


「えっ・・・うん。大丈夫・・。」

(実は、昨日はいろいろと緊張してて

眠れなかったんだよね・・・。でも、なにも

言わないことにしとこう・・。)


「夜更かしはいかんよぉー!」

桐葉は腰に手をあてて、注意をした。

桐葉自身も、空が夜更かしはしないと思っている。が

目の下にくまがある空を見るのは

どうやら、初めてで、少し驚いているのだ。


「そうだね・・。心配かけてごめんね・・。」

空はまた眠そうな顔で言う。


「じゃあ、あたしちょっと着替えてくるね!」

と桐葉は言い、

同じ部活の部員と教室を出て、更衣室へ向かった・・。



空は教室全体を見渡し、何もすることがないと

思ったのか、席に着く。


(何もすることないし、少し寝ようかな・・・・・。)

空は顔をうつぶせにし、眠りにつく・・・。





目を開けるとそこには、

立派な中学校があった・・。

(ここは・・・。)

空には見覚えのある中学らしい。

空の元中学校「星華せいか中学」。

私立の中学ではないが、たくさんの施設が整っている。


「私・・・。なんでここにいるの・・・?」

空は少し焦った・・。


「信じて・・・信じてよ・・・。」

上のほうから、誰かの声が聞こえた。

空は、声の聞こえる方向へ向かった・・。


たどり着いた場所は・・屋上。

そこには

女の子がしゃがみこんで泣いていた・・。


「大丈夫?」

空は、女の子に声をかけた。

(えっ・・・!?この子・・・・)

振り向いた、女の子は中学のとき自分(空)に

そっくりだった・・・。


「ちがう・・・私・・ちがう・・・」

女の子がまた、言葉を発する・・。

その言葉が、胸に突き刺さる・・。


「やめて・・。そんなこと言わないで・・・

ちがう・・わたしは・・」

女の子の言葉が、さらに、空の頭の中に入り込んでくる・・。

「やめて・・私は・・。」





「そーら!そらー!起きて!!」

目の前には、桐葉が立っていた・・・。

夢だったのだ。

「空ったら、朝からずーと寝てたんだよ。

それに、すごくうなされてたよ。

もう・・。夜更かしするからだよ。・・・・・って!?

どうしたの!?空!」



空は泣いていた。

「あっ!ごめんね・・勝手に涙がでてきて・・

ほんと、なんでもないから・・!」


空は教室をでて、訳もわからず、走る。

(私・・・なんで泣いてるの・・「信じて・・ちがう・・私は・・」)

夢の中の女の子の声が、また頭の中に入り込んでくる。

そして、その言葉が

空の胸に突き刺さる・・・。


(ちがう・・。わたしは・・)

空はもう訳が分からなくなっていた。

それに、涙がどんどん溢れてくるのだ・・。

つらい・・・。苦しい・・。


まるで・・・


誰もが、わたしを信頼してくれなかった。

あの過去のときのように・・・







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