更なる思い
教室には
誰もいない・・・・
生徒は下校したのだ。
夕日が教室のカーテンの色合いを
強く、くっきりさせている。
窓からは
校門の前で運動部が汗をびっしょり
かきながら、ランニングするのが見える・・
一日が終わるのはとても早い・・・
「今日も、いろいろ大変だったなぁ・・・」
はぁー・・・とため息をする、空。
帰る準備をした後、空は教室を出た。
すると、廊下の遠くの方に
霧野星哉が友達と話しているのが見えた・・・
空は廊下の遠くの方を見つめ・・・
ふと、昼間のことを考えてしまった・・・
「顔赤いぞ・・。」と言われ、のぞきこまれた
ことを・・・
ついつい、空はまた、顔を赤くしてしまった。
(もう・・!・・ほんと・・なんなんだろう。
なんで私こんなに・・・胸が熱いのかな・・?)
空はおもいっきり深呼吸をした。
はぁーと息をはく・・。
何をやっても、おさまらない
気持ち・・・
心臓の鼓動が早いのが自分でも分かるくらいだった。
5分ぐらいだろうか・・
少し気持ちがおさまるのを待ってから・・
空は帰った。
「なんか、まだ鼓動が聞こえるよ・・・」と
ひとり、つぶやきながら
空を見る・・・。
空は夕日の色で、オレンジに染まっている。
しかも、今日は
そのオレンジ色の空がいつもより
特別きれいに見える・・・。
空が輝いて見えたり、
笑っているように見えたり、
楽しそうな空に見えた・・・。
「私、今日はすっごく気持ちが
変だけど・・・なんかうれしくなっちゃったよ・・・。」
空は、空に向かって「にこ」っと
笑った・・・。




