Ep19;辺境の村の家族【絆】
考えてみると、私は戦闘描写が苦手なようです。
そんでもって普通の描写も苦手とくる。
あ、こう考えると私って才能ないっぽいですね(汗
ふぅ、精進精進。
これからも頑張っていきたいと思いますので、ここまで読んで下さった皆様、気が向いたらアドバイス等、宜しくお願いします<(_ _)>
「ねぇ、アキラ。貴方って何者なのよ」
いぶかしげな声で、ミリィはアキラに問いかける。
その問いに対してアキラは、おどけた調子で気楽に答える。
「俺? 俺は冒険者さ。ただのしがない冒険者、それが俺」
喜々とした声で言うアキラ。その顔にはべったりと笑い顔を張り付けている。
対するミリィは、ピンク色の肩で切り揃えられた髪に、切れ長の目、瑠璃色の宝石のような瞳。
胸は案外と大きく、スタイルは平均以上には良いだろう。その全身を使い、アキラに置いていかれまいと頑張っている。
そんなミリィに対して、アキラはいつも着ている緋色の外套を着せて、ずんずんと森の出口へと進んでいく。
外套を着せている理由は簡単、先程の鎌鼬の所為でミリィの服がズタボロになっているからだ。
それに関してサラは『主、それには吾も宿っているのですから、もう少し躊躇を……』と悲しそうに言っていたのだが、それはまた別の話である。
「それじゃ答えになってないわ、何で貴方はあの鎌の化け物を倒せたの? それに、あの黒い焔はなんだったの?」
ミリィの抱える疑問は尽きそうにない。
少々疲れている二人であるが、両者とももう魔力の残量はそれほど多くないため、門の魔術で一気に移動する事も出来ずに歩いている。
「気のせいだ気のせい、俺黒い焔なんか知らねぇし。
それに鎌の化け物ってなんだ?」
ここへきて、しらを切り始めるアキラ。
なかった事にしようとしている物は完璧にミリィに見られているため、あまり意味はないのだがそれでもあがこうとしている。
「貴方嘘が下手なのね。私は貴方が黒い焔の中から大きな鎌を取りだしてどこかへ飛ばしたのを見てるのよ?」
前を向いたままで顔を見る事は出来ないが、アキラはきっと明後日の方向を向いて答えているだろう。
それに対してミリィは少しづつアキラを追い詰めようと奮闘している。
「それもきっと幻覚だ。そんなもん俺知らねぇし~」
ついには口笛を吹き始めるアキラ。発せられる声は完全に棒読みである。
ミリィは、少し追い詰めすぎてしまったかしら? などと思っている。
「あれ、もうすぐ村じゃないかしら」
ミリィの一言がアキラの耳に届く時、その声は小さな子の大きな歓声によって、打ち消された。
「おネェちゃーん!!」
「チースティ!!」
ミリィは、その小さな子────チースティに向けて駆けだした。
その顔は、アキラとの道中で見せていた顔からは考えられないほどに嬉しそうだ。
涙を流し、抱き合う二人。
完全に傍観者と化したアキラ。
「美しい家族愛だな。羨ましいこった」
能面のように凍りついた顔で呟いた。
瞬間、アキラの右と左に白と赤の光球が現れる。今回はアキラの魔力もないため、実体となる事が難しいようだ。
『アキラさん』
『主よ』
二つの光球はリンとサラ。
ほぼ同時に発せられた最初の呼びかけに、アキラは虚ろに「何だ?」と反応する。
『私達が』『主の』『家族です』
声だけで読み取れるほどに、二人の気配は優しさに満ちていた。
それは、感じた事の無い母の気配のように、アキラを包み込む。
「ハハッ、そうか。家族か」
手のひらで顔を押さえ、ズルズルと鼻水をすするアキラ。
その手の下からは、大粒の雫が零れていく。
アキラの言葉は、振るえていた。
その後の精霊二人。精霊の社会(仮)にて。
「リン、何故そなたの方が先程セリフが多かったのじゃ。吾ももっと主を元気づけたかったのじゃぞ」
サラは少々怒り気味。
「そんなの決まっているじゃないですか。私の方が、先輩です(アキラさんとの契約的に)」
クイッと、お酒を呑むふりをして大人ぶるリン。その年齢は一歳未満。
「そ、そんなの年で言えば吾の方が……」
最後の所で言い淀むサラ。精霊であれ何であれ、女性にとってこの話題はタブーらしい。
「「アハハハハッ。サラ、墓穴掘ってやんの~」」
本日も、この世はとても、平和です。
どうでしょうか。
短いっすねぇ(;一_一)
どう考えても。
精進精進。
では、またの機会に。ノシ




