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あとがき 「たった一歩に、ありがとうを。」



しあわせは、

ある日突然やってくるものじゃなくて、

たった一歩を踏み出す、その先にあるのかもしれません。


この小さなマーチが、

あなたの今日という一日に寄り添えますように。



『三百六十五日のマーチ』を最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。


この物語は、派手な奇跡も、勇者の冒険も描いていません。

ただ、誰もが経験する、つまずいたり、ため息をついたり、

でもなんとか「前に進もう」とする、そんな名もなき日々の記録です。


私たちはときどき、

「今日という一日」に意味がなかったように感じてしまうことがあります。

がんばったのに認められなかった日。

何もできずに終わったような日。

泣いて、うずくまって、動けなかった日。


だけど、そういう一日も、ちゃんと歩いた“マーチ”の一部なんです。

前に進めなくても、たった一歩でも、立ち止まっていても――

その場に“いること”そのものが、ちゃんと物語を刻んでいる。


だからこの作品では、

しあわせが歩いてくるのを待つのではなく、

「歩いてゆくこと」そのものに、意味があると信じて描いてきました。



登場人物たちの一歩一歩が、

読んでくださったあなた自身の365日と、

どこかですれ違ってくれていたら、こんなに嬉しいことはありません。


これからも、きっと人生はワン・ツー・パンチです。

三歩進んで二歩さがることもあるでしょう。

それでも、あなたの足あとには、きっと花が咲いていきます。


また、もしこの小さなマーチが多くの方に届いたなら――

続編や連載版として、さらに多くの人生の音色を紡いでいきたいと思っています。


そのときは、どうかまたご一緒に、

一日一歩のマーチを、歩いてください。


心からの感謝と、小さな応援を込めて。


――筆者より




一歩ずつ、進んでいく。

たとえ三歩進んで、二歩さがっても、

それでも前を向いて歩けたなら――

それが、しあわせの始まりなのだと思います。


この物語が、あなたの365日に

そっと寄り添えたなら幸いです。


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