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鍛錬をしよう!

コメディー要素がない!!

っつか、今更だけどコメディーってどうすればいいの??

一週間の養生のあと、やっと外出許可をもらえた俺は町外れの空き地に来ていた。

鈍った体をほぐすように念入りに柔軟体操をして体を温めた後、宗近に手を掛ける。

それから目を瞑り、どう宗近を振るうかイメージをする。

肩幅に開いた足を軽く曲げ、腰を落として重心を下げる。

イメージした通りにゆっくりと宗近を動かし、体中の感覚を確かめる。

それから宗近を鞘に戻し、体勢を直立に戻す。

それから先ほど行なった動作を瞬時に行なう。


「久我流抜刀術一ノ型・金失せ」


抜刀術は如何に脱力できるか、如何に力を込められるかで威力が決まる。

脱力から抜刀時の強張りまでの差が大きければ大きいほどに鋭さ、威力が増す。

抜刀術とは、早く振れば鋭さ、切れ味が増す刀の特性を最大限に活かすために考案された方法だと祖父に教わったが、嘘百八もういい所であった。

だが、確かに祖父の言うとおりに特性は最大限に活かせているだろう。

ただ、それゆえに体への負担も大きく、少しでも体に違和感を感じたりしたら即座に鍛錬を中止しろというのが祖父の口癖だ。

今はそれを確かめる上でも一つ一つ型を確認している。

先ほどと同じように肩幅に足を開き、膝を曲げ腰を落として重心を下げる。

そこから宗近をゆっくりと引き抜いて真横に振りぬいてから刃を返して斜めに振るう。

カタカナのフの字を書くような動きで宗近を振るい、そのまま鞘へ戻す。

直立の状態に姿勢を戻し、そこから瞬時に先の型をなぞる。


「久我流抜刀術ニノ型・反し刃」


技名と型を確認しつつ、体を慣らしていく。

垂直に立ったまま逆手で宗近を握り、真上に振りぬく。


「久我流抜刀術三ノ型・逆撫さかなで」


左足にのみ体重をかけ、抜刀する勢いを利用して一回転する。


「久我流抜刀術四ノ型・遍断あまねだち」


逆手で掴んだ宗近を抜刀、その際に発生する真空波にさらに直角に刃を入れる。


「久我流抜刀術五ノ型・残空十文字ざんくうじゅうもんじ


直立の体勢から垂直に宗近を抜刀し、大きな半円を描く。


「久我流抜刀術六ノ型・暗夜一閃」


重心を落とした体勢で宗近を地面と平行に抜刀し前方全てを薙ぐ。


「久我流抜刀術七ノ型・断空鎌鼬だんくうかまいたち


一通り型を終え、一息ついたところで視線を感じた。

そちらに顔を向けると女医さん、犬派、ラル&ミャオが居た。


「いやいや、見事なものだね。しかしながら病み上がりの身としては褒められたことではないわね」


「東国の武器って折れ易いって聞いてたけど、なるほど・・・・・・使いようってことか」


ジー・・・・・・


「きゅいきゅいきゅいぃ~♪」


それぞれ色々と言ってくれるのだが、


「居るのならば声を掛けてくださいよ、見世物にされるのは好きじゃないんです」


流石に恩を仇で返すような真似はしない。

できるだけ丁寧な言葉遣いで、しかしながら自分が嫌だとは思うことはしっかりと拒否する。


「ははは、医者として患者の健康状態を管理するのも仕事のうちだからな、我慢しろ」


豪快に笑いながら背を向けて歩き出す女医さんだが、あれで何百年と生きる魔女だそうだ。

どう見ても20代前半の女性にしか見えないが、なんとも不思議な世界だと実感した。


笑いを私に!!

どうやったら笑える文章が作れるのかわからない・・・。

とりあえず、思いつくままに勢いで書いていけば面白くなるかな??

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