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エッセイ系

プリキュアやりすぎ仮説~ハートキャッチ千夜一夜篇~

 本作で登場する仮説は、あくまでもハートキャッチ世界線における仮説です。

 現実世界に実在している伝承については個人的に寓意的なお話だと思います。


 みなさんおはこんばんちは。

 元獣医師である海外の小説家ジェームズ・ロリンズ先生の代表作である『シグマフォースシリーズ』の本編を全巻コンプリートしたサカキです。


 そしてそのおかげで積読がメチャ増えてしまいました(ちなみに現在、⓪+⑮作まで出てますが⓪~⑥まで読破。まだまだ先は長い)がそれはともかく。


 私は、シグマフォースシリーズ⓪――本編においては司令官であるペインター・クロウさんがまだ隊員だった頃の任務を描いた『ウバールの悪魔』を読んでた時、ちょっと気になった情報を見つけたため本作を書いてます。


 え、じゃあなんで十年以上前に放送していた、いろんな意味で視聴者のハートをキャッチしたニチアサ戦闘美少女なタイトル付けてんだって?


 みなさん、信じられないかもしれませんが……()()()()()()()その世代の方には伝説となったハートキャッチプリキュアと、ウバールなるモノ、この両者に驚愕の共通点があるからなのです!!


 下手をすれば……ハートキャッチプリキュアを今まで応援していたファンのみなさんには申し訳ないのですが、ハートキャッチプリキュアの戦いは、()()()()()()()()()のではないか…………そんな事を思ってしまうような共通点です。


 え、オールスターズで度々……ハグプリのTVシリーズとかでもゲスト出演しましたやんけ? マリンがいつも通りな安定のえりかを見せていますやんけ?


 そういう次元のお話ではありません。


 敵組織こと砂漠の使徒との戦いが全然終わってない……そんなお話です。


 いやいや、最後デカくなって外星人なデューン倒しましたやん……そんな意見があるとは思いますが…………『ウバールの悪魔』でも紹介された、ウバール関連の伝承と、小説版『ハートキャッチプリキュア!』の設定を合わせますと、恐ろしい事実が判明するのです!!


      ※


 とは言いましても、いきなり予備知識なしでいろいろ一方的に話されても困る方が絶対いらっしゃると思いますので、まずはシグマフォース⓪『ウバールの悪魔』について解説していこうと思います。


 シグマフォースとはアメリカ国防高等研究計画局直属の秘密組織である。

 主な任務は、アメリカの安全保障に影響を与えかねない、重要で危険極まりない科学技術の知識を保護、入手、場合によっては破壊する事。


 そんな彼らが活躍する『ウバールの悪魔』がどんなお話か……については実際に読んで確かめてほしいのですが、ネタバレしない程度に簡単に言えば、砂漠のアトランティスとも呼ばれる謎の都『ウバール』に眠る謎のエネルギーを巡る争奪戦をシグマフォースの敵たる組織『ギルド』と繰り広げるお話です。


 そしてウバールとは。

 千の柱の都や円柱のイラムなどの様々な名で知られる……ノアの箱舟で有名な、ノアの曾孫(そうそん)によって作られたと伝えられてる都の事です。


 だがしかし、運命は巡るのか。

 凄い発展した都だったのですが、ソドムとゴモラの時と同じく人類が神の怒りを買ったために……西暦三〇〇年頃に滅ぼされてしまった都でもあります。


 イメージとしては、ウルトラマンで登場した『バラージ』が近いでしょうか。

 中東に存在する、幻と呼ばれる国で、神とアントラーの違いはあれど滅ぼされ、そしてノアなる存在が絡んでて……というか個人的にバラージのモデルはウバールじゃね、と思わざるを得ません(ぇ


 でもって話は少々変わりますが。

 実は千夜一夜物語の作中に、そのウバールではないかと思われる場所が、少なくとも二回、登場いたします。


(しん)(ちゅう)の都』


『石になった町』


 どちらも、神の怒りを買ったがために、石や真鍮に住民ごと変えられてしまった都や町の登場するお話です。


 とここで勘の良い読者様は、もう分かりますね。

 砂漠で、石化、もしくは真鍮化……そして神の怒りを買った。


 ハートキャッチプリキュアにおける戦いと、どこか似ていますね。


     ※


 ハートキャッチプリキュア。

 十年以上前に、大きなお友達のハートをいろんな意味でキャッチした、いろんな意味で伝説を残した国民的戦闘美少女アニメシリーズの五代目である。


 かく言う私は、OPラストの地球を背景とした集合シーンにハートを撃ち抜かれました。あれ、ロボットもののOPとかでもある、カッコ良いシーンですよね。


 まぁそれはともかく。

 そんなハートキャッチプリキュアの作中に登場するバケモノは二種類います。


 作中の人間の中にある、こころの花をベースとした『デザトリアン』。


 そしてデザトリアンよりも巨大で強力な、ラスボスこと砂漠の使徒の王デューンが生み出したバケモノ『デザートデビル』の二種類です。


 そしてそんなバケモノの一つ『デザトリアン』ですが。

 それを生成する時、砂漠の使徒は人間から、枯れた状態のこころの花を取り出さねばならないのですが、こころの花を取り出された人間は水晶化してしまいます。


 そして最終決戦時。

 こころの花の源たる大木こと、こころの大樹を通じ、ほぼ全ての人類がこころの花を枯らされ、彼らは水晶化してしまいましたね。


 石化、もしくは真鍮化。


 それと水晶化……なんか似ていると思いません?


 さらに言えば、神の怒りを買って滅ぼされた、の部分。

 これが、()()()()()()砂漠の使徒と、ウバールの防衛機関との戦いを描いた……ハートキャッチ世界線における史実だとしたら。


 いやいや、なんで砂漠の使徒が古代におった事が前提やねん。

 それ以前に砂漠の使徒が地球を初めて訪れたのは四〇〇年くらい前やろ……と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あり得ない話ではありません。


 そもそも、デューンの力の根源は……小説版で明かされた設定によれば、デビルと呼ばれる邪神。デューンが、自分を殺そうとした実父などをぶっ殺すための力を得んがために魂を売った相手です。


 まんまやん、とツッコミが来るような名前ですが、そもそもプリキュアの敵の中にはそのまんまな名前のヤツがいっぱいいるんで違和感がないです。


 とにかくそのデビル……そもそもこいつは何者か。


 その正体こそ、私は分かりませんが……少なくともその容姿については、こうではないかという予想はあります。


 私以外にも気付いていらっしゃる方がおられるかもしれませんが……先ほど説明したデザート()()()です。


 名前からしてヤツらのモデルがデビルだと思いません?


 でもってこのデザートデビル。

 牛の角に蛇と、如何にも悪魔な見た目ですね。


 そして名前まで悪魔で、地球以外の星にもそんな概念が存在する事からすると、地球にも、()()()()()砂漠の使徒(世界の砂漠化を狙う悪魔崇拝組織)が、かつていてもおかしくないのでは?


 でもってそんな彼らがウバールを中心とした都市へ戦争を仕掛けて……作中ではですが、ウバール関連の伝承へと繋がったのではないかと私は考えます。


 そしてその戦争の結果は、ウバール側が勝ったけどウバール側に大被害。

 当時はプリキュアという存在をこころの大樹は生み出してなかったでしょうから(むしろ今回の件を反省し、試行錯誤の末に妖精やプリキュアを生み出した可能性も無きにしも非ずかも)当時のデザトリアンを浄化する事ができず、ウバール側も武力を以てでしか対抗できず、デザトリアンにされた者達はそのまんま。


 そして戦争の末に国が滅び、生き残った人達は他所へと流れ、水晶化した者達は時間と共にウバール同様、砂と化し……作中のアラビア半島における砂漠となったのでは?


     ※


 ついでに言えば、こころの大樹とデビル。

 もしかして、この二つ……ハートキャッチ世界線の中では、世界樹やそれに類似する樹木と、その近くにいる蛇竜の類のモデルでは?


 エデンの老いた蛇、ギルガメッシュ叙事詩における不死の薬草を奪い取った蛇、ユグドラシルのニーズヘッグ、ヘスペリデスの園のラードーン。


 デザートデビルの尻尾がそもそも蛇で、サタンみたいな角ですからね……これはもう確定では(;゜Д゜)


 まぁ、制作陣がそれらをモデルに作ったんじゃね、って意見もあるかもですが。

 作中世界からしてみればね、そういう感じなのではないかと個人的に思います。


     ※


 でもって、ここからが本題……というか最後のお話ですが(ぇ


 地球でそんな昔に、地球起源の砂漠の使徒との戦争があり。

 約四〇〇年前に外星人な砂漠の使徒が降臨し……二つの事件にはデビルという、共通の()()が存在し。


 そしてデューンという外星人が存在していた事実からして、作中世界にはまだ、外星人が存在している可能性があり。


 ついでに言えば、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()事実からして、もしかすると別の惑星においても、プリキュアと砂漠の使徒の戦いが繰り広げられている可能性もあるのではないでしょうか。


 つまり理論上……ハートキャッチプリキュア世界線におけるプリキュアと砂漠の使徒の戦いは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()永遠に続くというワケなのです!!m9( ゜Д゜)


 つぼみちゃん、宇宙に花咲かせる言うとる場合じゃないんとちゃう?(;゜Д゜)


 なお、こころの大樹はこの世に一本しかない、と作中で妖精は言ってますが。

 本当にないのであれば。宇宙全体をちゃんと調べた上でそう言うのならば。砂漠の使徒の動向をちゃんと把握し、砂漠の使徒が初めて地球に降臨した江戸時代より前の時点で、もっと砂漠の使徒に有効的――そもそも地球に来れないような対策を立てる事もできたハズなので、実際はそうなっていない事からして……おそらく、こころの大樹や妖精の言う『この世』とは、地球上の事を指すと思われます。


 そんでもって。

 もしも万が一にも……ハートキャッチプリキュアが、プリキュア5や、魔法使いプリキュアのように続編制作決定したならば。


 スター☆トゥインクルプリキュアのとはまた別な、外星人のプリキュアが、別の外星人な砂漠の使徒に追われ。


 彼女達の惑星の住民とこころの大樹が地球へと来訪し、つぼみちゃんらに助けを求め……協力して新たな砂漠の使徒に立ち向かい、デビルの謎へ迫っていくようなお話になる可能性があるんじゃ……と思っていますが、みなさんはどう思いますでしょうか?


 というか、もしも私の予想通り、TV本編を足して過去に二種類の砂漠の使徒が現れたのならば。三度目の砂漠の使徒との戦いも、もしかすると…………また地球上であるかもしれない(◞≼⓪≽◟⋌⋚⋛⋋◞≼⓪≽)


 ちなみに、千夜一夜物語などで登場する砂漠のアトランティスと思しき遺跡が、ルブアルハリ砂漠で実際に発見されてはいますが、個人的にその遺跡は、都の一部だったのではないかと思います。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 聖書の知識と同時に、大きなお友達のバイブルについても勉強になりました。 素晴らしい考察で、デザートデビルのくだりは秀逸でした。 そしてプリキュア制作陣が、子どもたちにウケるような作品設定…
[良い点] ハートキャッチプリキュア懐かしい(≧▽≦) でも私プリキュア苦手だったんですよね……結構残酷というかエグイシーンが多くて痛そうでしたし(/ω\) 仮面ライダーとか戦隊モノが好きでした(´艸…
[一言] 集まれエッセイ企画より読ませていただきました。 ヤバイ、ヤバイ、私の浅い知識では太刀打ち出来ないエッセイがここにあるっ(笑)。 読後、固まりました。 プリキュア知らんし、比較対象のやーつ…
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