死闘
明けましておめでとうございます。㊗️
今年もよろしくお願いします。
そしてこれからもこの作品を読んで下さい‼︎
ピューピューとベッロ鳥のさえずりが聞こえる。
空には雲がない快晴だ。
俺の心の中は雲しか無いような超曇なんだが。
「はぁ。」
なんでこんな憂鬱な気持ちになるんだろうか。
昨日は舞華にこってりと絞られたからか。
今日が土曜日で俺が当主になるかどうか決まるからか。
否――。
当主とかいう面倒な役職につくのが嫌だからだ!!
とか言っても、俺は逃げられないんだけどさ。
だって、神様の祝福とかいうトンデモ加護をゲットしちまっとるし。
まぁなるようになれ。
「若がお出でです。」
何若って恥ずいんだが。
「若は此方に。」
「はい。」
「蒼月よ。」
「何でしょう。祖母様。」
「その服似合っておる。」
「ありがとうございます。」
「ふふっ。堅いのぅ。まぁ良い。その水晶に手を当てよ。」
●
宵闇蒼月
◉使用可能超能力
闇影(I)
××(I)
月光(I)
×××(I)
気配隠蔽(I)
疾風(I)
無音存在(I)
×××××(I)
××××××(I)
進化模倣(S)
闇黒図書館(S)
蒼雷(S)
洗脳理解(D)
◉技能・技術補正超能力
剣術(C)
刀術(A)
抜刀術(B)
体術(C)
×××剣術
剣術効果アップ
刀術効果アップ
◉耐性超能力
火炎耐性(B)
鞭ダメージ耐性(B)
洗脳耐性(B)
煽動耐性(B)
◉技術
×××剣技(×××××、××××××、×××、×××、×××)
宵闇流(闇裂き、光断、十六夜の復讐、破聖の毒牙、黎明一閃、月虹剣舞、常闇の蒼穹爪、断徳の大罪剣、奥義:漆黒終焉神淵菩薩)
◉加護
×××の祝福
×××の祝福
◉称号
御三家 四天王 ×××に祝福されしもの ×××に祝福されしもの ×××× 断罪の支配者
◉契約
雷 芽維(主従)
「!?」
「なんなんじゃ。これは。ここまで伏せ字など。」
「この中にスパイがいるんじゃないのか?」
「なんじゃと?蒼月、お主は儂の目が節穴だとでも言いたいのか!!」
「現に欺かれとるやないですか。」
「蒼月は誰がスパイかわかっておるんか?」
「もちろんですよ。では祖母様、あなたが使える闇系統中の最強の技をこちらに。」
「なぬ?儂は孫を甚振る趣味は無いぞ?」
「大丈夫ですよ。では皆さん、この動きを見ていてください。見覚えがあると思いますので。では、お願いします。」
「彼の者を穿て。宵穿弾。」
宵闇流・闇裂き―――
「「「「「「「なっ!!」」」」」」」
「チッ。」
なぁ。今の技ってあいつよく使っているよな。といった言葉がそこら中で上がっている。
「今の技は宵闇流の中でも特に闇系統の攻撃を切り裂いたりする時に使う、闇属性特攻の一撃で闇裂きというものです。」
「つまり…」
「はい。あなたですよ。」
「なんで俺なんだよ!!」
「祖母様、この者を雇い始めたのはいつですか?」
「一ヶ月ほど前かの。」
「あなたはAランク冒険者[絶闇]ですね。」
「なんじゃと。」
「上手く偽装しているようですが...俺の目は欺けねぇぞ?」
「チッ。ばれちまったんなら仕方ねぇな。光熱収束。光弾。」
「光断‼︎」
「なっ!」
「あんたは一つの技しか極めていない。だからだよ。」
「は?舐めんなよ!闇裂き!︎」
「くぅ‼︎」
何つー重さだよおい。
「はっ!確かに俺は一つの技しか極めていない!だがな、その分この技の威力は誰にも負けはしねぇ!闇裂き!」
「ぐぁ‼︎」
「蒼月、大丈夫?」
「あぁ。あいつの一撃は重くてヤベェけど、俺が持っているのは闇の能力だけじゃねぇ!!」
「待って!!」
「お待ち下さい、蒼月様!!」
「舞華、芽維...」
「私たちにも戦わせてよ‼︎」
「お兄ちゃん!!︎ずるいよー。私たちのことも頼ってよね!」
「月影。」
「お兄様、この薬を‼︎」
「神夜。」
「みんな、ありがとう。やってやる!!行くぞ!!」
「「「「おー!!」」」」
「フッ!!お前らでは俺に勝つことなど不可能だ!人数が増えたとて、それは変わらない!」
「それはどうかな?全員、全力で戦え!!奴を叩き潰すぞ!!」
「獄炎鎖‼︎這い揺らぐ炎の龍‼︎︎龍炎鎖‼︎」
「樹雷鉾‼︎雷よ陰を纏いて鉾と成せ‼︎︎雷陰樹鉾《エレークツリー》‼︎」
「はぁーっ‼︎月光一閃‼︎」
「我が敵を刺せ‼︎影針‼︎」
「蒼雷・暗黒・疾風発動‼︎抜刀・颶雷蒼闇斬‼︎」
「光よ我が身を癒し続けろ。光癒続治!」
「光熱集束。熱光剣!爆裂闇裂き!」
絶闇は、舞華の龍炎鎖を避け、芽維の雷陰樹鉾と月影の月光一閃を受け流し、神夜の影針を熱光剣の余波だけで吹き飛ばして蒼月の颶雷蒼闇斬を爆裂闇裂きで抑え込んだ。
「たぁぁぁぁぁ‼︎」
「確かに、今の、攻撃は、重いが、なぁ!」
「くぅぅぅ‼︎」
「力にモノを言わせた戦い方じゃぁなぁ!俺には勝てねぇんだよ!」
「ぐわぁぁ‼︎」
「ここはトンズラさせて貰うぜ!あばよ!散光転移!」
「はぁはぁはぁはぁ。ま、ち、やが、れ…」
—バタ-
「蒼月‼︎」
「蒼月様‼︎」
「お兄ちゃん‼︎」
「お兄様‼︎」
読んで頂きありがとうございます。
誤字脱字などが有れば教えて頂きたいです。
これからも本作品をよろしくお願いします。
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