表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

絶望

どうも、風魔水鎌です。2作目です。

ご愛読よろしくお願いします。

俺は、宵闇蒼月。ただの中学生だ。

この世界には超能力と言われるものがある。

みんな中学校の入学式で超能力を得るんだ。

まぁ、その後は、努力次第で能力を得る事ができるんだが。

能力には、ランクというものがあり、Dから、Sまである。

高い順に、S→A→B→C→Dだ。

例外なのは、Iランクで、遺伝した能力ということだ。

多くの家は、この遺伝能力を持っている。

うちで言えば、闇影や、鑑定、気配隠蔽などだな。

遺伝能力の他に個人能力があり、それが、ランク付けされてるってわけだ。

はい、現実に戻ろう。

今俺は、中学校の入学式にいる。

「次、宵闇蒼月!」

「はい!」

超能力の開花には、魔水晶と言われる水色の水晶を使う。

ここで突然だが、俺の家族構成は、兄一人と、妹二人だ。うん。

父親と母親はどうしたかって?二人は、俺が6歳のときに、俺たちを斬撃を操る通り魔から庇って死んだ。その後は、兄ちゃんがなんとか養ってくれたのと、母さんの実家が支援をしてくれたので、生活することが出来ていた。

因みに、母さんの実家は、この大陸では、有力な御三家の闇影、父さんの実家もこの国の四天王の疾風で、兄ちゃんは、疾風の当主になっている。闇影に俺が気に入られているのと、兄ちゃんの厚意で、闇影の当主の座は、譲ってくれたのだ。

でももう兄ちゃんは、21歳で働き始めてるし、妹たちだって、小5と小3だ。

俺が使える超能力を手に入れて、兄ちゃんを少しでも楽にしてあげるんだ。

そんな希望は打ち砕かれることになる。

「宵闇蒼月、あなたの超能力は、遺伝能力が闇影、鑑定、気配隠蔽、疾風、無音存在で、個人能力は、ムッ。これは…すみませんあなたには、個人能力がありません。」

「!?」

声も出なかった。

個人能力がないだって?そんな訳ない。

そんなの兄ちゃんをもっと心配させちゃうじゃないか。そんなの駄目だ。

兄ちゃんを困らせるようなことは、したくないんだ。


「あいつ、あの闇影の次期当主のくせに、個人能力ないらしいぞ。」

「ハハハマジか。もう闇影も終わりだな。」

「クソッ。なんでこんなことになるんだ。これじゃあ余計に...」

「あぁいうのは、無視するのに限るよ。」

「なんだ。舞華か。」

声をかけられて顔を上げると、幼馴染でこれまたこの国の四天王の次期当主、豪炎の輝煌舞華が俺の前に立っていた。

「あんな奴ら蒼月の地位が羨ましいだけなんだよ。」

「いやいやそうなのか?」

「そうなんだよ。」

「なんで舞華様は、あんな無能と一緒にいるんだ?」

「幼馴染ということで、情けをかけてるんじゃないのか?」

「…。」

「みんなの言う通りだよ。」

「情けなんてかけないでくれ。」

「!!あんたたちねぇ、人様の色恋に口出ししないで!!」

「「「!?」」」

「いや、なんであんたが吃驚してるのよ。」

「おーい。おーい。」

「はっ!!」

「ゑ...何色恋って俺たちってそんな関係だっけ?」

「え!!違うの...」

「いや、そういうことじゃなくて...」


俺たちは帰路についていた。

「はぁ、次期当主の座から降ろされるのかなぁ。」

「そんなことは無いよ。だってあんた刀が凄いじゃん。」

「刀だけじゃ戦えないよ。」

「相手がもし能力をうまく使って刀を防いできたら勝ち目がなくなってしまうじゃ無いか。」

「それこそ物理障壁持ちなんて天敵じゃ無いか。」

「そうだね。けど、それなら次集まるのは土曜日でしょ?」

「なんで知ってんだよ。そうだよ。」

「ならそれまでに能力を獲得すれば良いんじゃ無いの?」

「ったく。そう簡単に手に入るもんじゃあねぇんだよ。」

「知ってるよ。」

「じゃぁなんでそんなこと言うんだよ。」

「期待してるからさ。」

「分かったよ。まぁ、いつもの倍くらいのトレーニングすればいいか。」

「うんうん。月影ちゃんにも言っておくからしっかりやるんだよー。」

「わーってるよ。」

月影は、小5の妹だ。舞華と共謀してよく俺をからかってくる。

でも、二人共、俺のことを扱き倒した後しっかりと美味しい料理作ってくれて、ケアもしてくれるからいいんだけど、ここ最近二人からの扱きがどんどんきつくなっているんだよね。


はぁ疲れた。ガチで扱き倒された。

まぁ、体術系統と、体力増強だけだけどな。

とか思いながら、刀を振る。

直後、彼の部屋は、紫の閃光に包まれた。



宵闇 蒼月

◉使用可能超能力

闇影(I)

神鑑定(I)

気配隠蔽(I)

疾風(I)

無音存在(I)

◉技能・技術補正超能力

剣術(C)

刀術(A)

抜刀術(B)

体術(C)

◉技術

×

◉加護

×

◉称号

御三家 四天王

◉契約

×

闇影(I)…影や闇を自由自在に操ることが出来る 闇の上位超能力

神鑑定(I)…あらゆるものを鑑定する。鑑定遮断を無視しての鑑定 他人には、ただの鑑定に見える?

気配隠蔽(I)…気配を隠す 効力はSランクの気配察知でギリギリ気付けるかどうかのレベル 闇影と併用で効果を3倍ぐらいにまで増やす

疾風(I)…風を自由自在に操ることが出来る 音のシャットアウトや、スピードの上昇、真偽の判別 風の上位超能力

無音存在(I)…自分が発するあらゆる音を消す 疾風と組み合わせると、無音無臭不可視の攻撃が出来る。会話ができなくなってしまうのが欠点

御三家…御三家と認められたものに送られる称号 超能力の効果を12%上昇させる。

四天王…四天王と認められたものに送られる称号 超能力の効果を3%上昇させる。


読んで頂きありがとうございます。

誤字脱字などが有れば教えて頂きたいです。

それと超能力や、称号の例を募集しています。

ご協力ください。

これからも本作品をよろしくお願いします。

また、『ブックマーク』と『いいね』をよろしくお願いします。

気に入った! もっと読みたい! と思いましたら評価してください。

下の ☆☆☆☆☆ ⇒ ★★★★★ で評価できます。最小★1から最大★5です。

『★★★★★』ならモチベーションになります!




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ