ソープランド物語
ここは、皆もよく知っているソープランド
今日は、このソープランドの何気ない1日を見てみよう。
おや?あそこにいるのは・・・
「ビ・オ・レ~♪ビ・オ・レ~♪」
どうやらビオレママが鼻歌を歌いながらご機嫌よく洗濯物を干しているようですね。
今日の夕飯は何にしようかウキウキしているようです。
そんなビオレママが洗濯物を干していると、庭の方から
「ダブッ!ダブダブ!」
と、愛犬のダブがビオレママに吠えています。
そろそろお散歩の時間だと急かしていますね。
「ビオ~レェ...ビオッ!ビオッレ」
まだ干し終わってない洗濯物を見つめ、手が離せないビオレママ
どうやら息子に散歩をお願いをすることに決めたみたいですね。
「ビオーーーーーーッレ!」
バンッ!!!
息子の部屋のドアを開けるとそこには
「メリッ...メリッ...メリットォ...」
息子のメリットが筋トレをしていました。筋トレは体のメリットしかないと彼は言います。
「ビオッレ、ビオビ、ビオレッビオッレ」
「メ...メリッ...メリメリッッッッッットォ...
メリメ、メリメリメ、デメリット」
メリットにお願いしようかと思いましたが、筋トレに忙しく散歩はデメリットだというメリット。
引きこもって数十年の彼の体はヒョロヒョロの体からメリメリッと大きく逞しくなっていました。
ビオレママは「ビオレ。ビオビオビオレ」バタン...
と早く働けというような言葉を残し、ドアを閉めました
仕方なくビオレママはダブに少し待ってもらい、洗濯物を干し終わった後散歩に出かけました。
...
..
.
「ダブッ!!ダブッ!!」
散歩を我慢してたのか、かなり張り切っているダブ。
「ビオレ~♪ビ!オ!レ!♪」
ビオレママはいつもの散歩コースを歩いていると、話し声が公園から聞こえてきました。
「アジ...アジエ...ンス...」
「ツー...ツバツバ...ツバキ...」
彼女達はアジエンスと椿。ビオレママとは昔からの知り合いだが、どうやら真面目な話をしているようで、二人とも顔が真剣だ。
「ビオレ~~~♪」
ビオレママが二人に駆け寄ります。
「アッ!アジエ~ンス」
「ツッ、ツバキ」
二人ともビオレママに挨拶をした。
陽気なビオレママ。優雅なアジエンス。クールな椿
性格は違えど、だからこそ丁度良いバランスで様々な壁も3人で乗り越えてきた。
そう...あのときも...
そんなことはさておき、真面目な話はどうやらアジエンスの悩みのようだ。
「アジ...アジエンス、アジエン、ア、ジエンス...」
どうやら最近彼氏のシーブリーズが浮気しているのではないかと心配しているみたいですね。
「ビオ?ビーオレ、ビオーレ?」
「アジエンス...アジエンスゥ...」
何か現場を見たの?とビオレママ聞くと、
最近、親友のトニックと久しぶりに会ったシーブリーズ。
会った日からずっと、「ヨットで風を感じてくるから出かける」的な事を言ってトニックと出かける機会が増えてきたらしい。しかし、それは嘘だとアジエンスは感じていた。
「ツ、ツバキ...ツバツバ」
椿はそんなことないよとアジエンスを慰めるが、やはりアジエンスは不安な顔で、しまいには泣きそうになっている。
沈黙...
.....
....
...
..
.
「...ビオレッ!」
「!!!」「!!!」「!!!」
ビオレママの急な大声にアジエンス、椿はもちろん。大人しくしていたダブまで驚いた。
「ビオレ。ビビビオレ。ビービビーオビ、ビオレビオレ!」
「アッアジエ!...アッ!」グイッ!
「ビオレビビ、ビオビオビオレ!」
ビオレママはシーブリーズに直接話しに行こうと言い、アジエンスは「嫌よ!」と言おうとしたが、ビオレママはアジエンスの腕を掴み、「くよくよしてちゃだめよ!」的な言葉をアジエンスに言い、引きずる形でシーブリーズの元へ向かった。
椿が「ツゥ!...ツバツバキ...」と強引なビオレママを見て少し呆れた様子で肩をすくめ、取り残されたダブを連れて一緒に二人を追った。
...
..
.
海
予想通りシーブリーズはいた。
しかし、ヨットが見当たらずシーブリーズとトニック、二人で海を見ながら話を弾ませている。
「ビオレ」
アジエンスの肩を押す。
「アッ...ア!アージエンス!!!!!」
アジエンスはシーブリーズを呼んだ。
シーブリーズは「シー!」とアジエンスを見ると笑顔で駆け寄ってきた。
「シー、シーブリーズ?」
シーズブリーズがどうしたんだ?と聞いてきた。
「アッ!、アジ、アジエ...」言葉の詰まるアジエンス
「...ビオレ!ビビビオ!ビオレ!ビオレ!?」
ビオレママは「オメー浮気してんだろ!haruか?SALAか?言ってみろ!」的な口調でシーブリーズを追い詰める
急に割って入ってきたビオレママに驚いたシーブリーズだが、
「シーブリーズ?シッシッシ!ブリーズ、シー、ブリーズ。」
シーブリーズは「浮気なんてしていない。トニックの悩みを聞いていた。」と言う
「ア、アジエンス?アジエンス!?」本当に?とシーブリーズにアジエンスは聞く。
「シー、シーブリーズ。シー...ブリーズ...」シーブリーズは本当といい、ただ、ここ数日放っておいてゴメンとアジエンスに言った。
「アジエンス!」バッ!
アジエンスはシーブリーズに抱きつき泣いた。
「私も疑ってゴメン」と何度も謝るアジエンス
アジエンスが落ち着いた頃に、ビオレママが
「ビオ、ビオッレビ、ビビビビオレ?」
ビオレママはじゃあトニックの悩みは何なの?とシーブリーズに聞いた。
「シーブリーズ、ブリーズ、シー...「トニック!トニトニック!」
シーブリーズが言おうとしたのをトニックが遮った。さらに「トニ!」と言いその場を去ろうとした。
その時
「ダブ!ダブダブ!」
「ツバキ~」
ダブの寄り道に付き合っていた椿がやってきた。
椿を見たトニックが「トニッ!」っと急に焦りだした。
(ビオ、ビオレ、ビオ~レ~)
トニックの様子と椿を見たビオレママは、シーブリーズとアジエンスに
「ビオレッ!ビービオーレ、ビビビオレ、ビオッレ!
ビオレ、ビオッレビ、ビオビビオレ!」
トニックと椿に「ダブの散歩頼むわね」と伝え、
シーブリーズとアジエンスに「さ、ちょっとお二人付き合って」と言いその場を離れた。
その後...
椿とダブだけ帰ってきた。
ダブは相当疲れていて水をがぶ飲みしている。
ビオレママはその後の事を椿に聞いたが、トニックはまともに話すことができず逃げるように帰っていったという。
まだまだ先は長いわね。とビオレママは思った。
さらに数ヶ月後、シーブリーズとアジエンスはヨットスクールを開いた。
元々シーブリーズはヨット選手でもあり知名度もあったので生徒はかなり集まった。
スタンスとしては、「爽やかに、美しく、ヨットを楽しもう!」だそうだ。
結婚するかしないかはまた別な話だが、二人はとても楽しそうだ。
スクール生募集に息子のメリットがすぐに手を上げた。なんでも「水泳は筋肉にメリット!」と言って、今は家を出て行っている。
確かにヨットから落ちたら泳げるし、あの筋肉があれば大丈夫か。と思ったビオレママだが、メリットはヨットを使わず海を渡り、知らない土地に足を踏み入れてしまった。メリットは力尽き気絶したが、そこで助けてくれた人と仲良くなり、急にビオレママの元へ挨拶に来ることをビオレママはまだ知らない。
そして...
「ビ・オ・レ♪ビオ~レ~♪」
気持ちの良い天気。メリットも家から出て独り立ちし一安心したビオレママは今日も鼻歌を歌っている。
「ダブ!ダブダブ!」ダブがいつものように散歩を促す
と同時に
「ピュア~ン」寝起きのようなのんびりとした声が聞こえた。実は野良猫のピュアンも家族の一員となり、ビオレママは今日も忙しい。
散歩を頼む相手もいなくなったので、洗濯物をさっきより少し早めに干していく。
「ビ、ビオ~レ~♪」
「ダブ!」
そうして今日もビオレママは散歩へ向かう
今日も平和である。
つづくかもしれない。
次回予告!メリットが連れてきた相手は異国の異性ダウニー。急な来訪者にビオレママは驚きを隠せない。こうなったらビオレママも隠していた事をメリットに話す!ソープランドは柔軟剤に負けるのか!?
次回!「ビオレママついにビオレųに!異国の使者ダウニーとの決戦!」お楽しみに!
自分で書いてて「何書いてんのかな?」と思いながら書きました。
もう少しまともな話かけたらいいなぁ