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最終章 創立記念日 求婚

病が治ってきた!点滴って偉い!

はやくこのお話書き上げたいです

「お姉様。お姉様はとても賢い。そして胆力もおありだ。王妃に相応しいお方です。ご自分もそれはご自覚なさっているでしょう?

でも、それで本当に良いのか、迷ってしまわれたのですよね。」


「イザヤ殿下?」


「馬鹿な兄上は、王妃としてのエイダお姉様はお認めになっても、妻としてのお姉様を愛してはいない。

役目を果たし国母となる人生に、男性からの愛情は含まれない。その事にお姉様は迷われてしまった。

生きるための困難は自分で乗り切る事はできる。けれども、人に愛され愛す事は自力で成すことではない。

だからお姉様は、兄上の手を離した」


「……」


「お姉様は、愛されない事がわかりきっている人生を棄てたいと思われたのですね」


「殿下。聡明過ぎますわ。まだ11歳ではありませんか」

「ば、馬鹿な!エイダ、俺の何が不満で……」


「兄上には無理です」

「く、イザヤっ!」


「お姉様。私はお姉さまのお味方です。貴女のご意思を尊重します。

でもわたしだって我儘を言っても良いのではないでしょうか」

「殿下?」

「エイダお姉様。どうか私が成人するまで待って頂けませんか。兄上をお捨てになるのなら、私を拾って下さいませんか。


エイダお姉様。どうか私を伴侶に選んで頂けませんか」

「殿下…」


「何?」

「何ですってえ?」

「「何素敵!」」


轟轟轟!!!


■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪


(スタジオーっ!

断罪 婚約破棄に続いてプロポーズよ!)

「み、観てました!

視聴者アンケート、ここに至ってエイダ票振り切っています!

ご意見も。

イザヤ殿下頑張れ

エイダ嬢、ぶっちぎって 弟君ゲットしてまえ!

アーヴィング殿下、未練残さず別れてあげて!

等などでーす」


(んー、紅茶王子、乗っかった感じねー腹黒だもんねー

あの子バックがないじゃない?

お母様貴族じゃないし。本来愛妾の子は王家継げないのよ?

それを長兄が病弱で数が足らないって事で王宮に入ったんだもの。特例よ。万が一のスペア君でしょ?

それが公爵令嬢と、となれば、力を持つことになるわ……)


■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪



「……イザヤ殿下。あなたはわたくしの主ではありますが、伴侶にはなりえません」

「そうだ!エイダは俺のものだ!」

「わたくしは、誰のものでもありません!!」

「わたしは、あーくんのモノよっ」

「「引っ込め尻軽!」」


騒騒騒騒…


■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪




(スタジオ。わたくし苛苛してきたわ……こいつら話をまとめる気がないんじゃないかしらっ)

『……行きますか?先生!!イッちゃいますか?』

『先生、相手は王家です』

『いやいやいや!ここまで公開しちゃったら、行くっきゃないです!ライフ〜〜!いってまえー』

『ミートちゃんっ』



(そうね、そうね、そうよね


……ちょーーーっと

い い か し らぁぁぁ!! )

『『でたーっ!』』


■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪



「……ライフ先生?」

「ライフさん」

「ライフ」


(見えた、見えたわよーっ!

か な り、不敬な案件だけど

皆様っ、このライフが、皆様の

お悩み解決するわ!

王族人生相談、しても、良いかしらっ?!)


「……ライフ先生。ご助力頂けますか」

(エイダ嬢、お話の交通整理をさせて頂くわ。アーヴィング殿下、イザヤ殿下、わたくしあくまでも女性のお味方ですけど、御二方のお立場も護りたいの。

このまま不毛な話し合い続けてたら、エイダ嬢の不敬罪で、彼女がお家から放逐されちゃうわ!

よろしいかしら?)


「……む。エイダの怒りが鎮まるなら」

「エイダお姉様の幸せを守って下さるなら」


(恐縮です

では!人生相談!あなたのお悩み解決しましょうー!)


『出ました!ライフ先生!

ヒューヒュー♪♪』

『ミートちゃん……皆様にはCMで一旦水入りです』

しかし王族のシュラバ、国民に公開して、後どうするんだろ?

あ、私が、ですね?


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