表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/16

最終章 突撃!創立記念日

いよいよ最終章です!

上手く伏線回収できるかなー

「皆様、クリームのご応募ありがとうございました。ご当選の方は数日後配送されますのでお楽しみに!」


「お顔立ちのキツいご令嬢には、マイルドを纏えると好評の様です」


「はい。御要望多数により、次回はモブ用画力アップファンデーションを発売予定でございます」


「地味なアナタもヒロインに、というコンセプト。楽しみですねっ!」


(あらー、今日は人気女子アナがスタジオに居るの?)


「あ!ライフ先生ー、御機嫌よう〜♡ぽっちゃりアナのミートで〜す」


(作者にカミソリ来そうな名前ね)


「本日は、スペシャル企画!突撃ライフ先生!です。

本日はライフ先生や私達の母校の創立200年祝賀行事が行われております王立学園に、ライフ先生がご出席されています。学園で様々な方と触れ合うライフ先生を魔鏡が追いかけます」


「スペシャルと言うことで、ひときわ大きな魔鏡とスタジオのわたくし達でお送りします……大きいですね〜この魔鏡!画質もクリアですぅ」


「奮発して大きさもさることながら、映り込む皆様の個人情報対応もバッチリ!その方の感情を魔力でお察ししてモザイクも即かかります。勿論、お目立ちなさりたい方は全国放送でナマが写りますよ〜」


(……成程アンカーが真面目な人だから、男ウケするあざといアナ添えたのねー。まあ、学園突撃だから、軽い方が合うって魂胆ね!ミートちゃん頑張りなさいよ!)


「はぁい!楽しく受けマース」

「先生、其方は如何ですか?」


(いいお天気よ!母校っていいわね。今わたくしは校門の傍におります。今日は祝賀パーティも予定されております。200年という節目で、王族の方々をはじめ、様々な要人、ご留学されていた諸国の卒業生、同窓生、色んな方々がいらっしゃってるわー)



ちょっと、インタビュー宜しいかしらあ?

なあに?

女の子にモテたい?

あんたさー、自分の長所5個言ってご覧よ!3、2、1、はいっ!

思いつかない?ダメねえー。

おのれを知らない奴が人に認めて貰えるわけないじゃない!やり直し!


あらあ、いつも観てますって?ありがと〜、なかなか攻めてる女子達ね!今日は卒業生も来てるから、イケメンに釣り上げて貰いたいって?

流行りのドレスじゃーん。

メイクすんごい頑張ったわね!

ベース、これ、作ってんの?すげえ自然よおー。

良いじゃなーい。攻めるオンナ好きよ!

おい!モテない男たち!自分を知ってて攻めるって、こういう娘たちの事よ!頑張ってね!

(うふふふ!いい人出来なかったらライフー貰ってよお!)


お断りよおー。勘弁してよおー。


次行きますねー。


あらー丁度いい所に!わたくしの同級生よ!ひっさしぶり〜


(おっ!誰かと思ったら、ライフじゃーん。懐かしいわね)


みなさーん、この人ねえ、女騎士として宮廷にお勤めなのよー。見栄えいいでしょ?かっこいいでしょ?

学生時代から逞しかったの!

騎士服萌えるわあー。お勤め中?


(式典にお偉方がご出席だからねー。公務中。あー、カメラこっち?おーい息子ー見てる?

父上も中で護衛だよー)


相変わらず明るいわね!

この人ねー、わたくしが周りにあれこれ言われると、飛んできて助けてくれてたのー。中身と性別があべこべだって、よく言われたわー!


(ライフいじけてたもんね!

今と全然違う暗い子で、オカマってイジメられたりねー。でも、私は好きだったわ!物知りだし器用だし、女らしい格好を教えてくれたし?髪もあれこれ結ってくれたしね!

騎士団の旦那に拾ってもらえなかったら、あんたを嫁に貰ってたわー)


黒歴史ね〜

ブレない女ね!

旦那と共稼ぎなのねー。

頑張って不審者やっつけてよ!


(今度、おうちに行くわ!じゃねー)


「貴重なお話でしたね!先生いじめられっ子だったんですね」



そうよ〜

自分が痛い思いしてなきゃ、人の痛みなんか分かるもんですか。

でもね、学園は好きだったわ〜。勉学も、あーゆう女男もいたしね。



(あ、ライフ先生!……いったーい!)


なんかピンク頭が突っ込んできて転んでるわ……あんた、大丈夫?


(は、はいっ!慌てちゃって、てへっ!……あ、でも、ひょっとして、誰かがわざと)


ないない!

石っころ1つないところで、何、人のせいにしようとしてんのよ、恐ろしい子ね!

……あれ?

あんた、もしかして


(わあ!分かりますぅ?うさぎちゃんでーす♡)


「わっ!ライフ先生、突然うさぎのぬいぐるみが魔鏡に!」


身バレが嫌って事ね?

ごめんなさい〜ピンク頭って言っちゃったわ〜


(大丈夫でーす。一応って事で!

先生ー、私あれから頑張ったんですう〜。何か?イタイ女って噂流れちゃったらしくて)


そりゃ、わざと敬称使って、王家のオンナ!なんて公開マウントとったんだものー。普通、影の者が動いちゃう案件よ?歳が幼いからギリ、セーフだったんじゃない?

ご実家が心配だったけど。


(あ、大丈夫でーす。

んで!私もちょっと考えちゃってー、そしたらー、子爵の息子だって子があー、

もっと自分をだいじにしろって!

お勉強凄く出来る子なんです。しょうらい文官?目指してるんですって!ふつーの顔だしー、冴えないしー、どーかなーって思ったけど、その一言に、びびびって!)


ほおー。

いい事言うわねー。

何何?それにコロッと参っちゃった?


(はい!そんなふうに叱ってくれたの、先生とカレだけです!だから、私ー、男の子たちから離れて、今はその子とお勉強頑張ってまーす)


あらあらー。

いい風ふいたわねー。

先生嬉しいわ!


(……えへ。でもね、ホント言うと、すんごいライバルが転校してきちゃったから、王…っと、男の子たちのルート無いなーって!

ほら、私まだ10歳でしょ?その子15歳なんですよー。もう、胸だって膨らんでるし、叶わないなーって思って)


え?うさぎちゃんみたいな転校生が来たの?やっぱりピンク頭?


(そー。なんかね、男爵の隠し子だってー。私と同じ平民育ちらしいの。凄ーく田舎育ちなんだって!

で、殿下…っと!男の子たちと歳が変わらないし、私に色気プラスしてるんだから最強でしょ?

あっという間に生徒会入りしたそうで、マスコットガールの私はいんたーいって事で)


15歳。田舎育ち。男爵。

うーん、気になるわねー。

会ってみたいわねー。



でも、まあ、うさぎちゃん、いいチョイスしたわ。そいつを大事にするのよ?


(はぁい!これから一緒に模擬店まわるんです!あ、祝典序曲の合唱には私歌うんで、聴いて下さいねー

じゃ!)


もう転んで被害者ごっこするんじゃないわよー!


「……先生。うさぎちゃん幸せそうですね!わたくし感無量です」

「例のリモートの時の子ですねっ。特定の彼氏出来て何よりですぅ」


そうね。

大きくなったらミートちゃんみたいな娘になるのかしら……。ほっほっほ、ジョークよ!


さて、わたくし式典に参加してきます!その後のパーティで再び突撃しますからね!


「視聴者の皆様には、式典の実況をお伝えした後、祝賀パーティの実況をライフ先生とお伝えします」


この章続きます。

ライフ先生やっぱり男でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ