表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
かれ  作者: hanaco*
3/5

続き

前回の続き

彼は、囁く。


ある場所へ行こうか、と。


私は、頷き黙って、

少し後ろについて歩く。


「どうして行こうと思ったの?」


「…いいって思ったから」


私の返事に、

彼はまた少し微笑んだ。



時が経つのを忘れてしまうくらい、

思いを重ね合わせた。


目を閉じている時の

彼のあの顔がたまらなく美しくて、


私は目を開けてその表情を見つめていた。



ゆったりと過ごす時間は、

あっという間で、

帰る時間が迫る。


もっと一緒にいたいのに、

時間は待ってくれない。


帰りの車内で、

隣にいる彼を見つめる。


彼は、私の視線に気付き横目で見ている。


恥ずかしくなり、私は笑い返す。


彼は、ん?と言ったような表情をして、

黙って前を見つめる。


完全に私の片想いだと知りながら、

また会いたいなあと願う私がいた。



帰りに、何度も振り返り、

お互い手を振る。


また会いたいと、

1人願いながら。


次回へ続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ