2/5
続き
1話の続きです。
私は、30代半ば。
彼は、30代前半。
会う前に、
お互いタイプだねと話していて、テンションが上がり楽しくて仕方ない私を、
彼は、穏やかに見つめている。
囁くような彼の声がまた、
私の心を揺さぶる。
昼は彼のおすすめのパスタ屋へ。
ただでさえ優柔不断な私は、
もはや何を頼めばいいのか分からず、
ドキドキする気持ちも入り交じり、
すでにお腹いっぱいな状態。
何を頼んだのかも、パスタの味さえも覚えていない。
そんなどきまぎしている私を、
彼はじっと見つめて微笑んでいる。
それがまた妙に恥ずかしくて、
私はさらにテンパってゆく。
まだ続きます。