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この村から出航した船はなかったが、過去に漂着した船が一隻だけあった。数十年前の話だが、当時立ち会った者によれば、その船には一人だけ乗員がいたらしい。その一人の乗員は酷く衰弱していたが、三日程で元気を取り戻して陸路を旅に出たという。当然引き留めたが、船に残っていた保存食を持って、村の遥か東にある王国を目指して行ってしまった。

村の浜は西の方角にあったので、村人が「そちらにあなたの故郷はないですよ」と言ったら彼に「いつか着きますよ。この世界は球体ですから」と返されたらしい。その話を聞くまで世界の形なんて気にも止めてなかった。

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