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気づかないアリーシャ


 ナシュラ様がおかしいです。どうなさったのでしょうね。


「……あのさ、アリーシャ。悪いんだけど、向こうでリリーと遊んでやってくれ」

「リリーちゃんと? えっと……」

「ここを出てすぐの部屋。ごめんな」


 ナシュラ様、やっぱりおかしいです。すごく肩を落としてますし、悲しいことでもあったのでしょうか……。でも、ナシュラ様がリリーちゃんと遊んでほしいと言うなら、仕方ありませんよね。


「では、いってきますね。何かあったら呼んでください」

「……ああ」


 足おきがあるので、今回はスムーズに立ち上がることができました。楽ですね~。すごくいいです。

 でも、今思うと私、ずいぶん贅沢な暮らしをしていたんですね……。だって、家にあるソファーから降りる時っていつも誰かが降ろしてくださっていましたから。大抵私の隣ってお兄様か誰かが居たんですよね。


 もう立派な淑女ですから、これからはしっかり自分で降りれるようにならなくちゃいけませんよね!


 とりあえず、侍女の方にリリーちゃんのお部屋へ連れて行っていただきました。もちろん、きちんとマリー様たちには挨拶しましたよ。

 ナシュラ様は……私を見てくださりませんでしたけど。


 リリーちゃんのお部屋の前についた時、驚きました。だって、マリー様のお部屋の前にいた兵と似たような方々がリリーちゃんのお部屋の前にもいたんです。ちょっと怖いですよね……。


 マリー様の部屋を出る際になんだかすごいため息が聞こえた気がしましたが、きっと気のせいですね。


 

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