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お化粧の魔法


「「はい、完成ですっ!」」


 ふぅ~。やっと終わりましたか。始めてから約二時間三十分です。もっと短縮できないんでしょうか?

 でも、ルリお姉様と使用人の方がやりきったって感じでハイタッチをしていました!


「リーちゃん、鏡見て! とってもかわいいわ!」


 ルリお姉様ったらとても嬉しそうです。私の手をぐいぐい引っ張って鏡の前まで連れて行ってくださいました。ちょっと痛かったです。靴のヒールも慣れていないので……。


 そんなことを思いながら鏡を覗いてみると……。神秘的なドレスを身にまとった、小さなお人形のようなかわいらしい子。薔薇色の頬がまだあどけなさを残していて、少しウェーブのかかった髪が儚げに揺れて……って、これ私ですか?! 


 お、お化粧ってすごいですね。かわいくない私でも、こんな美少女に変われるなんて!


 でも、普段の私の髪はまっすぐで先だけが丸まっているんですよ? 今日は全部がくるくるです。


「ね、かわいいでしょう?」

「信じられないです! ルリお姉様、ありがとうございます!」


 これなら夜会でも恥ずかしくないですよね。だって、国王様のパートナーですし……。


 でも、ちょっと気になるところが……。この装い、子供すぎませんか?



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