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ーヘンリ視点ー

 ラングー家がこれでもかというほどに溺愛している大切なリーシャが、今日から国王陛下の婚約者になるようです。


 正直に言うと、ああ、ついにこの時が来てしまったか……というところですかね。リーシャが公爵家の一人であることはもちろん、あのロリ……いえ、小さいもの好きの王家に見つかれば速攻で奪われてしまうだろうことは事前に予想していました。

 そのための対策であったルリリアのうさぎのぬいぐるみが思った以上に効果を発揮せず、残念ながらリーシャは王家へと嫁いでいくのですが……いえ、責めてはいませんよ。断じて違いますとも。


 ああ、勘違いしないでくださいね? 私はルリリアや国王陛下とは違います。あんな風に、異常なほどリーシャを愛しているわけではありません。

 でも好んではいますよ。あれほど愛らしい人間というものを他に知りませんからね。傾国の美女とはよく言いますが……リーシャレベルになると国が傾く程度では済まないでしょうね。


 もしこの国が滅んだとしても、また別の王家がリーシャを引き取りに来るでしょう。そちらが滅べばまた次、次……この世界自体を滅ぼすまでの力もあるのではないかと私は思いますよ……買いかぶりすぎ? いえ、実際のことはわかりませんからね。まあ一種の例えですよ。



 ……話がそれてしまいましたね。そう、リーシャには本日より国王陛下の婚約者、つまり次期皇太妃。リーシャはその意味がきちんとわかっているのでしょうか……幼い頃から一緒にいる私としては、心配しかありません。

 リーシャに皇太妃は務まらないだろうと思っている私は、きっとリーシャに怒られるでしょうね。ですが、並みの人間には務まらないのです。もちろんリーシャが並みの人間だとは思っていません。ああ見えてかなりハイスペックですからね。


 おや、それが何だかご存じありませんか? 礼儀作法に始まり乗馬まで(ただし乗れるのはポニーのみ)貴族が必要とされる最低限はおろか、極めなくてもよかったはずのものまで色々と……家から出してもらえずすることがなかったのでね。あれはあれで政治に口を出す能力もあるんですよ。欠点としては圧倒的な体力の少なさ、ですかね。それと、身体があまり丈夫ではないこと。人との関わり方がまだよくわかっていないこと……。


 ああまだありますよ! 変な男に絡まれることでしょうね! 少し目を離すと知らない男がリーシャの周りを彷徨いていて煩わしいですし、リーシャも無下にはしませんからね。要らぬ期待を抱かせてしまっているのです。

 突然抱きつくおかしな輩もいますからね……誰とは言っていませんよ。あくまで例えですから。





 さて、どなたからかは忘れてしまいましたが、伝言を預かってまいりました。


『読者のみなさま、いつも更新をお待たせしてしまって本当に申し訳ありません!

なるべく指定した曜日に投稿しますので、これからもどうぞごゆっくりお付き合いください!』


 とのことですよ。はて……読書のみなさまとは……?





本日もぎりぎりセーフ!


次はうーん日曜日…かなぁ

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