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待ちくたびれたよー国王様視点ー


 朝アリーシャにおはようを告げて幸せだったのに、仕事に向かうと青い顔をした部下に驚くことを告げられたんだ……。


「た、大変です国王陛下! 昨日陛下の婚約者として現れた女性は誰なのかと社交界で噂が広がり……その、ラングー公爵令嬢だと判明してしまった模様です……!」


 ……だって! え、これってやばいよね? アリーシャに迷惑がかかるやつだよね? うわぁぁあどうしよう?!


 ……ってなったのが今から三時間前のこと。


 それから僕は影を連れて急いで公爵家へ向かった。そこで事情を話して、どうにかしてアリーシャに迷惑がかからないようにしようと出した答えが『婚約』

 身分的にも問題がない……むしろ釣り合いすぎていると言うべきか。それに僕の家族とも出会って早々仲良くなれたようだし、はっきり言って僕もアリーシャのことは……好き、だし。


 でも、きっと公爵家は反対するだろうなぁと思っていた。まあその予想は外れたんだけど。あんなにもあっさりルリリアが許すとは思わなかったな……それにアリーシャも。あんなに物事を正確に捉えられているとは驚いたよ! うーんさすがルリリア達の妹というか……ね。


 というわけで僕たちは婚約することになったんだけど。


 でも、どうしてアリーシャってバレたんだろう。確かにどこかの令嬢の前でアリーシャとは呼んだよ? でもビスクドールが好きなのねとかなんとか言って退出していったけどなぁ……うーん。あとは……見た目、は違うか。ルリリアのうさぬいでアリーシャとは似ても似つかなかったし。


 後で影から聞いた話によると、なんでも参加者の一人が一人一人確認して誰がいないのかをしらみ潰しに探したらしい……暇人だなぁ。

 それでよくアリーシャだってバレたよね。見た目とか全然違うのにさ……ってそうか。アリーシャって箱入り娘だから誰もアリーシャの本当の姿を知らないんだっけ。


 なんて考えている時だった。扉が勢いよく開いたような音がして、その方向へ視線を向けると……


 なんでアリーシャが僕の部屋に……あ、そっか。アリーシャのこと考えすぎて幻影でも見たかな。ちょっと驚いた顔してもアリーシャはかわいいなぁ……ってそんなわけないよね?! アリーシャだ! 本物だ!


「ああアリーシャ! 会いたかったよ! 待たせちゃってごめんね、すぐにでも会いたかったんだけど、さすがに朝出来なかった仕事を片付けないと……」

「国王陛下、僭越ながら未婚の娘に突然抱き付くのは如何なものかと。返して頂きますね」


 ……は? え、なにこいつ。未婚は未婚だけど僕の婚約者だよ。婚約者に抱きつくのはダメなの?!



 ……っていうのが今僕が置かれてる状況かな。



……金曜日更新はそのぉ、んーと…すみませんでしたっっ


えと、次は水曜日更新(ぜぜぜ絶対!)

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