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手紙

 手紙が消えた。


 昨日、確かに机の上に置いた。置いたと言うのには少々語弊があるが。


 結城は何かに取り憑かれたかのように探し始めた。全てをひっくり返して探した。机の隙間、本棚、引き出し、書類入れ、ゴミ箱。


 間違って洗濯してしまったかもしれないと思い、洗濯機も覗き込むが紙片のたったひとつも見つけることはできなかった。


「盗まれた…。」


 結城はそう呟いたが、即座にあり得ないと首を横に振った。机の上に残された財布を見て、盗まれるはずがないと結論付けた。


「いや、実はあの老人が途方もなく大金持ちで、遺言書だったのかも。」


 しかし、隣人が亡くなったタイミングで誰かが真っ先に持ち去るはずだと考えた。


「あの清掃員か?」


 今思えば不可解な点がいくつかあった。やけにニコニコしており、愛想が良かった。いや、良すぎたと言うべきか。


 結城はあの清掃業者の手掛かりを見つける事にした。

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