表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バニラ  作者: 黄玉 けい
6/6

6

話しながら歩いていると、教室についた。

黒板に書いてある入学おめでとうのメッセージにまた少しくすぐったい気持ちになりながら、教壇に置いてある席次表に目を向けた。


名前順となっていて私は廊下側の前から2番目の席だった。

そして璃美の予想通り前の席は彼女だった。


「やっぱり!この席で高校生活が始まるなんて最高すぎる!」

はしゃいだ声で喜んでいる彼女に私も笑顔になりながらそっと周りを見渡した。


まだいくつかの空席はあるものの、ほとんどみんなが座っていて

軽く自己紹介をしたり、スマホを弄ったりしながらそれぞれが新しい幕開けを過ごしていた。


璃美の隣の席には既に誰かが座っていたけれど、私の隣はまだだった。

ひとまずは私たちも着席し、先生がやってくるのをおしゃべりしながら待った。


時計に目をやると、あと10分くらいで担任の先生が教室に来るであろう時間だった。

隣の席の人はまだ来ていない。どんな人なのだろうかと、少しそわそわとした気持ちで私は入り口に目を向けた。


その瞬間、入ってきた人に私は目を奪われた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ