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瞳の先にあるもの  作者: 望月 葵
首都奪還編
22/82

プロローグ 2

※書き下ろしなので、誤字脱字や展開など、今後内容が変更される恐れがあります。ご了承下さい。

 とある人物、いや、人とは呼べぬ存在は少し先を見据えている。何故か最近おぼろげになるのだが、ある人物が離れているとくっきり見えるようだ。

 所変わり。王家の別宮殿と名高く、王族が休息する際に利用されると一般的に言われている古き建物。とはいえ、森に覆われているためか、一般人は滅多に近づかない。入ったら一生出て来れないともっぱらの噂で、風か森の声を聞かない限りとても歩けないというのだ。

 「事実は違うんだが。んま、都合がいいからかまやしないけどさ」

 長く艶やかな黒髪に、黒を基調とした服。足元もシンプルで全体的に動きやすい服装が特徴の女剣士。

 だが、プランジング・ネックに施された情熱の赤は、本人の性質を現しているかのよう。

 爽やかな風が彼女を包むと、一部分が歪む。しずく型をしたそれに、女剣士は、

 「どうしたんだい、アルタリア」

 「やあフィリア。アマンダたちが、そちらに行くよ」

 「はい? 何でさ」

 「ヘイノに、会いに行くって」

 「あんたらに止めといてくれって頼んだのに。んも~」

 「アイリに似てる。しょうがない」

 「ああ、まあね」

 はあ、と頭を抱える女性。常に柄へ手を置いているのは、癖なのだろう。

 「細かいことは後で聞く。結界の鍵は必要かい」

 「うん。私が、細工しておく」

 「頼んだ。ちょいと離れられなくてね」

 「大丈夫?」

 「全員無事さ。問題はここから先だね」

 「それは、うん。何かが動いてる」

 「アタシも聞いたよ。こりゃさらに大事になりそうだ」

 「どうする」

 「今までと変わらないさ。ただ、今回ばかりはイレギュラーが多発しそうだけど」

 「うん。様子見る」

 「イザとなったら力使いな。どうしようもないバカは叩きのめすしかない」

 「う、うん」

 「仕方ないのさ。ハーウェルの件もあるだろ」

 「そうだね」

 「んま、フィランダリアはしばらく大丈夫だろうさ。ゼノスが上手くやるだろ」

 「国は、平気だと思う。心配なのは、子供達」

 「だね。でも必要以上に表に出るワケにも行かないのがもどかしい」

 パシッと右手の拳と左掌を合わせるフィリア。

 「何かあったら、伝える。鍵お願い」

 「ああ。生成するからちょいと待っとくれ」

 「うん。じゃあまた」

 歪んだ形が消えると、再び一人になるフィリア。

 「これ以上魔法を悪用されるのも癪だ。どうしたモンかね」

 ふう、と空に吐き出した息は、空気にとけてしまった。

閲覧して頂き、誠にありがとうございます♪

楽しんで頂けたでしょうか。


続きは後日までお待ちいただくか、note にて先行公開されています。

無料で見れますので、ぜひ遊びに来てくださいね^^

https://note.com/aoimotiduki/n/na5988967fc02

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