表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/30

序話 ~始まりは突然に~

うん、武道館ライブでたくさんのファンに囲まれて


アイリス!!アイリス!!


そうそう、夢だったんだよね…

ちっちゃな小屋を満杯にしたときは…

「えっと…」


うぉぉぉぉぉぉ


ほらね、想像とは違うのよ現実は…


たくさんのギラギラした目

叫ぶ観客

尊敬の眼差しと表情で私を呼ぶ声と熱気


「(これは、ちがぁぁぁぁぁぁぁーう!!)」

私は引きつったほほえみを絶やさないまま心のなかで大絶叫した

ちなみに私は「アイ」です。芸名です、はい

確かにアイドルやってました、地下アイドルですが

リーチかかってますよそりゃ…アラXXー(()())に


後藤愛子。それが私の冴えない名前、ちょっと歌上手くてさあ…ダンスとか独学頑張って

アキバではチョット名のしれた5人ぐらいのヲタクたちを虜にした

元地下アイドルにして、現在パートタイムの下請けプログラマー(ITドカタ)(笑)


デスマーチで夢見てるんだよね、きっと


「アイリス様、どうか私たちを新世界に導いてください」


不意に背後からコスプレって感じの異世界のロン毛くんが私の耳元で(ささや)いた。



それってどんな無茶振り?


心のなかで「できるかボケーーーーー」と叫びながら

私はただただ玉座に座ったままほほえみを絶やさないようにすることしかできなかった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ