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ミジンコ
私の人生を書きます。
自分がどうしたいのか、わからない。
死にたいのか、死にたくないのか…も。
自分で死を迎えるのは恐らく難しい。でも生きていたくない。
私はそれだけの事をしたのだから…
少年は言った 。
「僕は死にたいと言ったら、お母さんはどうしますか?」「私も死ぬ」…と。
あぁ「じゃあ僕は死ぬことも出来ないのだ」
でも、生きてはいたくなかった…
死んだほうが楽だと思った。心を持たないのだから…
ただ生きていた ただ生きていただけなのだ 死んだ方がまし
少年は、母方のお父さんを世話することになる。私にとってはお爺ちゃん…だ。10歳でお爺ちゃんのオムツを替える。
母も、大変であっただろう。きつかったのだろう。
「まさか、自分の父親が?」
私は何も知らなかった。 介護とかボケとか…
間もなく死ぬ。 脳溢血にて。
少年は思う。「ありがとう」 と。