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青春濃度-04

ぜんかいまでのおはなし~!


キャッキャウフフ回でした!

おしまい。

-鷲尾舞衣の忘備録-


某月某日。

若葉のころ、当初の予定通りMAI-5000:Type-Xがやってきた。

細かなセッティングが必要だったものの、大まかにはほぼ予想値を上回るスペックだったことに改めて驚愕した。初期設定にキスを設定したのは、我ながら面白い試みだったと思う。いろいろとうやむやにできたし、何より早期受け入れが可能になったからだ。


先日連絡のあった富野教授の「好きにやってよし」には、ほんとうに感謝だ。

おかげで、対象となる古川俊樹~以後対象と呼称~との接点をうまく構築できたかと思う。

MAI-5000は当初相当恥ずかしがってはいたが、説き伏せることに成功。キスをもって認証させることにする。以後のメンテナンスは当面アタシが受け持つとして、他の三名… 春香・裕二そして… 一馬にも連絡が行っているはずだ。彼らの協力無くしてこの度の計画は成就成し得ない。


本当に可能なんだろうか?

理論上は可能とされているが、倫理的に問題のある臨床実験だ。絶対に失敗は許されない。

人間として欠けたところのある対象の意識改革も促さなければならない。

気が重いながらも実にやりがいのある実験だとなるだろう。


某月某日。

MAI-5000の記憶領域と経験の再現性には改めて驚かされる。例えるならば、一度経験した料理は完全に再現でき、アレンジも可能ときた。中でも気候や対象となる人物の疲労の度合いによって塩加減を変えられるなど、ファジーな部分におけるアレンジも可能だ。このMAI-5000がどれだけのスペックを披露してみせるのか、改めて楽しみである。


なお、MAI-5000と現富野研の後輩たちとの接触も無事に行われた模様。アルコールの摂取でショートサーキットを起こしていたことがログで判明。以後気をつけて指導していこうと思う。


某月某日。

後輩たちが対象宅へ入り浸るようになる。MAI-5000の料理のスキルは格段にアップし、人に対して十分に提供できるレベルにまで昇華できている。また、この時点でMAI-5000が富野研に出入りできるようになったことも判明。メイはちゃんと言われたことをこなせている模様だ。これで富野研に出入りすることでこちらも監視しやすくなった。


裕二が対象と接触を図った。富野教授から連絡があった模様。

既に後輩たちにアタシたちのことがバレていたことが判明。なかなかやってくれる。期待。

一方で、対象宅はアタシが管理しているし、富野研の動向は裕二と春香の二名でカバーしている。これで派手な行動には出られないだろう。変に行動力のある後輩たちで、困ったものだ。現状ではアタシたちのことを敵か味方か判断しかねている模様。


対象の幼馴染とMAI-5000との口論が度々発生している。実に微笑ましい程度のものだが、MAI-5000は段々と人間性を取り戻しているようだ。『張り合う』という現象が見受けられるようになったので特記しておく。


某月某日。

裕二と一馬・春香と連絡が取れなくなってしまった。万が一を考えて、仏生山クレーター内にある研究所へ出向く。後輩たちも考えている模様で、アタシたちが監視用に取り付けた盗聴器やハッキングに対処している模様。しかし、アタシたちではない、覚えのないハッキングや盗聴も行われているみたいだ。この点は注意すべきところだろう。


軍需産業も手がけるHIHがMAI-5000に強い興味を持っている模様なので、ご招待差し上げた。何らかの利益につながることには強い興味を示すお嬢様だ。早速何かしら仕掛けた模様。


一馬が裏切っていた。裏で何かしら動いている模様。一馬は四菱重工=HIH製軍事用試作アンドロイド:EVE-00を連れていた。HIHは押さえてあるので、四菱の単独行動なのだろう。春香・裕二の行方が気になる。


仏生山クレーターの研究所のセキュリティは簡単に突破された。その奥… MAI-5000の(以下数行削除)


某月某日。

あれから数週間、相変わらず春香・裕二の消息はつかめない。焦燥感ばかりがアタシを苛む。

思案の挙句、後輩たちの力を借りようと思う。レクリエーションを催し、顔合わせ。連帯感を強め、協力関係を築こうと思う。


なお、HIHのお嬢様が対象に強い興味を抱いていたことには、正直びっくりした。


さて。何から話したらいいものか。

少なくとも、最終的な目的に関しては失敗する可能性があるため、すべてを開示することはできない。

アタシたちは玄田博士が創り上げた”奇跡”を起こさないといけないのだ。

そんな訳で、この章はここでおしまいとなります。

次回より新章に突入しますので、どうぞお楽しみに!


なお、誤字脱字などありましたら、ご指摘いただけると幸いです。

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