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★ニルス① 土・派生/石


属性を何にするか迷うけど、とにかくやれそうなのをさがしてみよう。

ミニドラゴン姿のラービュラを肩にのせ、気分だけは一流魔法使い。


「魔法使ってみるから離れててラービュラ」


魔法は失敗すると爆発だけならまだいいが、何がおきるかわからない。


「はーい」


ぱたぱたと小さな羽がはためく。


「※Σ∀」


適当に本にある呪文を唱えて杖をふる。というかこれ記号だけど何語なんだろ。


「魔法の勉強か?」

「ニルス、ベルターは一緒じゃないんだね」


「ああ、別にあいつとは特に親しいわけじゃないぞ。勘違いしないでくれ」

「え、ズッ友じゃなかったの?」


「あのときは勢いにまかせて心にもないことを言ってしまったが、友達なんて軽々しく言うわけないだろう。女子じゃあるまいし」

「あー男子は拳で語り合うっていうやつだね?」


「まあな。というかいつのまに使い魔を……」


使い魔って実力あれば生徒でも持てるものだし、ニルスなら簡単に使い魔を喚べると思うんだけどな。


「薬草探し中に森で拾ったんだ。契約はしてないんだけど、ニルスには使い魔いないの?」

「ああ、学園の授業を介さない契約には対価がかかるからな」


ラービュラは契約していないから使い魔というよりこれはペットなんだけど、ニルスはきっと心の中では4位の自分より先に最下位の私が使い魔を持っていることを悔しいと思ったんだろう。


「ニルスもドラゴンほしいなら森にいけば落ちてるかもよ?」

「なるほど拾えばタダだな……そういえばもうすぐ昼だろう」


言われてみるとお腹すいてきた。


「奴が弁当の重箱が多く一人で食いきれないらしく、お前も一緒に弁当をどうだろうと聞きにきた」

「どんなお弁当だろう」


「ジュエリット星だし宝石を砕いてまぶしたとかはたまたシャレでジュレポン酢とかスタンダードに金持ちが食う高い食材のオンパレードとかだろうな」

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