28話
真田昌幸は今回の戦で勝利し、真田家の本拠地真田丸の本丸へ向かっていた
「父上ー 父上ー」
二人の子供がこちらに駆け寄って来る
佐助と弾蔵であった
二人とも今年で三歳になった
「父上、戦はどうでした」
「敵を一杯倒したの」
俺は馬から降り二人を抱き上げる
「ああ今回も戦に勝ったぞ」
「「すごい すごい」」
二人して声を揃えて喋っている
そこえエルフ族の長シルミドがこちらに近づいて来る
「お館様ご報告が、鈴様の御子息が生まれそうでございます」
「本当か」
「はいお急ぎを」
俺は二人の息子を馬に乗せる
「しっかり以下待って居ろよ」
「はい」
俺も馬に乗り走ろうとしたが、周りに居た兵士に止められた
「まだ若様達には馬は早すぎます」
「では私達が背負って付いていきます」
エルフ忍者がいきなり現れた
俺達は本丸の私室に急いだ
鈴の寝ている部屋に着くと、赤子の鳴き声が聞こえていた
「終った間に合わなかったか」
直ぐに鈴が居る部屋に入って行った
「旦那様男の子ですよ」
鈴が抱いていた子供をこちらに渡してくる
「抱いて大丈夫なのか、まだ着替えていないぞ」
と言いながらも我が子を抱いてしまった
とその時リーンリーン
と頭の中に変な音が響いてきた
それと同時に俺の腕に抱かれていた子供も泣き始める
辺りを見回しても、俺とこの子以外にはこの音が聞こえて今いみたいだ
何なのだろう
すると頭の中に懐かしい声が聞こえて来た
「久しいの、真田昌幸殿」
「アンタは」そうビールサンだった
「むうワシらの与えた不知火の使い手が生まれた様じゃの」
「えっなんだって」
「だって今お主とその赤子が共鳴しとるじゃろ」
「コレがか」
「作用これで不知火の使い手が二人になったのじゃ」
その言葉を聞き俺は倒れた
その夜俺は気が着くと布団で寝ていた
側にお付きの者が居たので下がらせた
今夜一晩、今後の事を考えていた
ビールの話だと三男の子供(まだ名前考えてなかった)には、俺の不知火が使えると言っていた
これってそうゆう事なのか
そんな事を考えていると、エルフ忍者のシルミドが入って来た
「お加減はいかがですかな」
「ああ大分楽になった」
「そうですか・・・じつは私がココに来たのはお願いがございまして」
「なんだ申してみよ」
「はっでは・・・・お館様の御子息の佐助殿と弾蔵殿が元服した時、私の娘達を貰っていただきたい」
「なんだって」
シルミドの話によると二人は人間以上の才能を持っているのだそうだ
佐助は身体能力が凄まじく、弾蔵はいろいろな物に化ける事が出来るそうだ
初めて二人の能力を見た時シルミドは恐怖を感じたそうな
それと同時にこの者達を自分達一族の力に出来たらと思ってしまったそうだ
俺の子供達てスゲー




