17/35
14話
織田との戦が始まり、真田領内で奇妙な事が起こっていた
魔物の被害が全く無くなったのである
田村昌幸は真田領内全般の街道奉行の為、真田領の留守を任されていた
「おかしい、戦が始まって一匹も魔物が出てこないのはおかしい」
「ええ山の奥深くにまで偵察をしたのですが、発見できず・・・」
「引き続き領内全体の警戒を強めてくれ」
「「はっ」」
「それと牢人を臨時に兵として雇い入れよ」
「して誰に預けましょう」
「牢人集の中から逸材を探しその者に任せよ、選別には・・・兼続頼む」
「心得ました」
「ではコレにて評定を終わる」
そこへ港町の井上殿からの早馬が到着した
「大変です、佐渡島の上杉の残党が周辺の海賊を率いて真田港を襲ってます
その数船50 上杉・海賊衆合わせて800、大群です」
この時田村率いる地刃死里衆は400であった




