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僕と俺のレベルアップ  作者: THERDRIE
第一章
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第四話 ようこそ冒険者ギルドへ

 「えっと、貴方は?」


正直、急に入ってきて急にこにのチンピラ共を倒したのは君たちか?なんて聞かれたもんだから誰?という疑問をぶつけてしまった。

 が、彼女はごめんごめんと僕たちの目の前で手刀を作り、切った。


「私は冒険者なんだが、どうも近頃こいつらが暴れてるから退治してくれ。っていう任務が出ていてな。まあ結局、アンタらに先を越されちまったわけだが。」


ああ。そういうことか。だからなのね。なんかそれを聞くと、さっきの考えに罪悪感を覚えた。

 だからこそ、その償いをするかのように、僕は、彼女に向かって口を開いた。


「これ、あなたに渡しますよ。僕、冒険者じゃないんで。」


そう言って、3人のチンピラを指差す。

 彼女は沢山武器を備えた厳重な服を揺らし、一歩後退った。


「いや、そういうわけにはいかないんだ。私は自分の力のみで上に上がりたいんだ。」


交渉決裂か。とはいえ、どうしようか。このチンピラを放っておくわけにもいかない。だとしても解決策が思いつかない。

 そう思っていると、イヴが歩き始め、僕の横に来た。


「じゃあ、冒険者ギルドへ入ればいいじゃない。冒険者ギルドに入っておけば、この先の旅も楽になるわ。まあ、お金はちょっとかかるけど。」


冒険者ギルドねぇ。たしかにそれはいい手かもしれない。

 そう思ったときには、僕はユイガとイヴを連れて、彼女に案内を頼み、冒険者ギルドへと向かうのだった。





で、冒険者ギルドに来たんだが、どうも周りの目が怖い。

 しかも、その視線の主である筋肉のつきが良い男どもは、全員僕らを見ている。だが、彼女はそんな目にもくれず、カウンターの方へと進んでいく。スゲェ。


「こいつらを冒険者ギルドに入会させたいんだが。」


すると、カウンターの女性は首をゆっくりと縦に振り、了解しましたとだけ言い、その場をあとにした。

 一体、何が始まるってんだ。そう思っていると、女性はその小さな謎の機械を手に乗せ、置いた。


「入会料300マニーとなります。」


その瞬間、僕に、雷が落ちたような感覚が襲ってきた。300マニー?もうなくなっちゃうよ~(泣)まあこれで後に元を取ることができるはずだ。そう思ったため、惜しみなくそれをカウンターに置いた。

 さようなら、僕のマニーたち。


「それでは、この機械に手を通してください。」


恐る恐る手を伸ばす。が、それよりも先に、ユイガの手が僕の手を追い越し、その機械に触れた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

個体名 ユイガ

種族  人間

スキル 『倍』

レベル 2

攻撃力 15

防御  10

速度  10

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そう、機械に表示された。

なるほど。手を通せば自身のステータスが見れるのか。


「それでは、ユイガ様はランクをA〜Eランクのうちの、Dランクとさせていただきます。」


そう言って、カードのようなものに、烙印を押される。これが自身のランクを証明するのか。

 そう思いながらも、僕も手を伸ばす。さっきのを見てしまったからか、少し手が震えていた。そして、ようやくその手は機械に触れた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

個体名 エディタ・アドレ

種族  人間

スキル 『時』『?』『?』

レベル 1 ? ?

攻撃力 15 925

防御  15 950

速度  15 910

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


僕は、その数字を見て、驚愕した顔を隠そうともせず、ただ呆然と眺めていた。


 もし、この物語が面白い。と思ってくれたのなら、どんなご感想でも結構ですので、評価やブックマークをしてくれるととても励みになります。何卒よろしくお願いします。

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