表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/96

第二十一話 小林 鹿目

 「大会?」


それを聞いた僕は、衝撃のあまり思わず聞き返してしまっていた。

 大会。おそらくはただ出場してくれ。という意味なのだろう。でも、それにしても軽い気がしてならない。


「そうだよ。最近、大会に参加してくれる人が少なくなってきちゃっててねぇ〜。ちょっと人が足りなかったんだ。」


片目でウィンクをして、おちゃらけるそいつ。

 にしても、大会か。やったことないのに、どうしてこうも懐かしい感覚に囚われるのだろうか。まさか、『アイツ』の記憶を、僕が引き継いだからだろうか。いや、きっとそんなことはない。

 そう思い、さっきの考えを振り払うように首を横にふる。


「けど、今の君たちじゃあきっと大会参加しても予選敗退だろうけどね。言っとくけど、僕はそこにいる二人が本戦に出場しないと許す気はないよ?」


予選敗退?ムカつくが、それはさっきのチンピラとの戦いで十分に理解した。そして、本戦まで勝ち進めろと?つまりこいつは勝てない勝負を提案してたのか。クソッ。なんか、ムカつく。ただ、本当に勝てないのは事実だ。だったら、

 そう思っていた時だった。そいつは、僕にある提案をしてきた。


「僕が、君たちを鍛えよう。それでどう?」

「まあ、ユイガがいいのなら僕はいいよ。」

「頼むぜ!」


断ってくれオーラ全開だったってのに、この男は。まあいい、あいつからゆっくりと特有の技の弱点とか、全部見つけ出してみせる。

 そして、こいつにぎゃふんと言わせてみせる。


「じゃあ、自己紹介でもしようか。僕の名前は。えっと、まあ小林 鹿目だ。気安く小林と呼んでほしい。それじゃ、よろしく。」

「よろしく。」


手を差し伸べてきたので、それを取って握手することにした。

 こうして、僕達の特訓が始まるのだった。



そうして連れてこられたのは、紅法堂という場所だった。

 小林曰く、一人暮らしらしい。で、さっきのチンピラ討伐とかやって生計を立てているらしい。

 あたりは紅葉が咲き乱れており、幻想的な雰囲気を醸し出していた。

 そして、その僕達が全力で戦っても大丈夫そうなほどの広さを誇る庭で、特訓を始めようとしていた。


「さて、まずは技の種類について話そう。じゃないと、君たち本来の技を引き出すことはできないからね。ちなみに、僕は刀だよ。」


どうやら、戦う戦闘スタイルによって技や使う武器が変わってくるらしい。

 それを、いったいどうやって見分けるのだろうと思っていると、小林は急にすごいことを言い始めた。


「そうだなぁ〜。まず君たちの戦闘スタイルや使う武器がわかんないから、とりあえず二人で戦ってみたら?」


と。

 もし、この物語が面白い。と思いましたら、どんなご感想でも結構ですので、評価やブックマークをしてくれるととても励みになります。何卒よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ