1-2:100作品選んでみた
2022年3月下旬。
さっそくアイリスIF大賞の応募作品を読み始めることにしたのですが。
自分好みの作品を探すためとはいえ、応募作品を全部読むのはさすがに無理。多すぎます。
なので、小説検索機能を使って読みたい作品を絞り込むことにしました。
自分が読み専だった時に書き残していたメモをもとにしながら、読みたい作品の条件を考えます。
そうして出てきたのは、この4つの条件でした。
1.『完結済み連載作品』
連載中のものよりも、完結作品の方が安心して読めます。
クライマックスで最高に盛り上がっているお話を読みたい。
2.『適度な長さの作品』
短かったら読みごたえがないし、長すぎると疲れてしまいます。
文庫本1冊から2冊くらい――つまり8万字から20万字くらいのお話を読みたい。
3.『流行ワードがない作品』
とりあえず「悪役令嬢」「婚約破棄」「乙女ゲーム」「ざまあ(ざまぁ)」の4つを流行ワードと考えました。
この流行ワードを除外した、オリジナリティがあるお話を読みたい。
4.『ハッピーエンドの作品』
悲しい結末は見たくないので、「悲恋」ものは遠慮します。
読み終わった後に幸せな気持ちになれるお話を読みたい。
さあ、条件が決まったので、さっそく小説検索をしてみます。
8万字から20万字の、完結済み連載作品。
除外ワードは「悪役令嬢」「婚約破棄」「乙女ゲーム」「ざまあ(ざまぁ)」、そして「悲恋」。
そうすると、約60作品くらいが出てきてくれました。
これくらいなら読めそうだなと思ったので、ポイント関係なしに全部目を通してみることに。
そう――実はこの3月下旬の時点では、100作品も読むつもりはなかったのです。
なんか読んでいるうちに応募作品が増えて、4月末には94作品が検索にひっかかるようになってたんです。
これはまだまだ増えるなと思ったので、もう覚悟を決めて100作品読むことにしました。
ちなみに、応募総数は4月末時点で約1300作品。やっぱり多い、多すぎる。
読む作品を絞り込んでいて、本当に良かったです。
さて、ただ読むだけではつまらないので、自分なりに作品に評価点をつけます。
評価基準にしたのはこの4つ。
1.『読みやすいか』
2.『キャラは魅力的か』
3.『起承転結があるか(クライマックスで一番盛り上がっているか)』
4.『読後に満足感があるか』
それぞれ5点満点で判定します。合計20点満点。
さらに、恋愛ものとして欠かせない心のときめき――『きゅんきゅん度』が何パーセントかも判定してみることに。
よし、準備完了。
あとは、1日1作以上、ひたすら応募作品を読んでは評価点をつけていくだけ。
――とはいっても、どうしても好みに合わなくて読むのが辛いものは流し読みをしました。
好みに合わないものは真剣に読んでもすぐに内容を忘れてしまうし、読めば読むほど睡魔に襲われるのでしかたなかったのです。
それから、男性向けのお話・男性向けか女性向けかはっきりしないお話は4万字くらい目を通した後、続きを読むかどうかの判断をしました。
今回探しているのは、あくまでも女性向けの恋愛ものだったので。
というか、なんで男性向けの作品が混じっているんだろう?
アイリスIF大賞って女性向けのはずなのに。
すごく不思議。
まあ、男性向け作品でも興味のある作品はそのまま最後まで目を通しました。
意外と面白かったです。
(※アイリスIF2大賞以降は男性向け作品は除外して女性向け作品のみ読んでいます。女性向け作品の方がやっぱり好みに合うことがよく分かったので……)
次は、100作品を評価してみた結果について書いていきますね。