1-10:アイリスIF大賞の応募作品を225作品読んでみた!
さて、ここからは『100作品~』のエッセイの続きっぽい内容になります。
読み終わった225作品につけた評価点をもとに集計し直したデータや、そこから明らかになったことなどを書いていきますね。
数字がいっぱい出てくる上に長いので、要点のみ知りたい場合は下の方にある『まとめ』というところまで飛ばして見てください。
* * *
とりあえず、225作品のデータの集計結果を並べておきますね。
総合ポイント別に平均を出しています。
女性向け作品のみに絞って計算したものは()の中に書きました。
1.『読みやすいか』(5点満点)
0~99ptの平均は『1.8』点(女性向けは『2.3』点)
100~999ptの平均は『2.5』点(女性向けは『2.7』点)
1000~2999ptの平均は『2.8』点
3000pt~の平均は『2.9』点(女性向けは『3.0』点)
2.『キャラは魅力的か』(5点満点)
0~99ptの平均は『2.0』点(女性向けは『2.6』点)
100~999ptの平均は『2.8』点(女性向けは『3.1』点)
1000~2999ptの平均は『3.1』点
3000pt~の平均は『3.0』点(女性向けは『3.1』点)
3.『起承転結があるか(クライマックスで一番盛り上がっているか)』(5点満点)
0~99ptの平均は『1.6』点(女性向けは『2.7』点)
100~999ptの平均は『2.4』点(女性向けは『2.8』点)
1000~2999ptの平均は『2.9』点
3000pt~の平均は『2.5』点(女性向けは『2.5』点)
4.『読後に満足感があるか』(5点満点)
0~99ptの平均は『1.3』点(女性向けは『2.1』点)
100~999ptの平均は『2.3』点(女性向けは『2.7』点)
1000~2999ptの平均は『2.7』点
3000pt~の平均は『2.4』点(女性向けは『2.5』点)
合計評価点(20点満点)の平均。
0~99ptは『6.7』点(女性向けは『9.6』点)
100~999ptは『10.0』点(女性向けは『11.3』点)
1000~2999ptは『11.4』点
3000pt~は『10.8』点(女性向けは『11.0』点)
《恋愛ものとして読める作品に出逢う確率》
0~99ptは24.6%(女性向けは44.4%)
100~999ptは46.2%(女性向けは59.0%)
1000~2999ptは59.3%
3000pt~は52.7%(女性向けは54.7%)
《高きゅんきゅん度作品に出逢う確率》
0~99ptは1.5%(女性向けは2.8%)
100~999ptは14.1%(女性向けは18.0%)
1000~2999ptは25.9%
3000pt~は3.6%(女性向けは3.8%)
《お気に入り作品の発掘数》
0~99ptは2作品
100~999ptは9作品
1000~2999ptは4作品
3000pt~は2作品
《お気に入り作品の発掘確率》
0~99ptは3.1%(女性向けは5.6%)
100~999ptは11.5%(女性向けは14.8%)
1000~2999ptは14.8%
3000pt~は3.6%(女性向けは3.8%)
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『まとめ』
225作品を読んだ後でも、ほとんどの部分はエッセイに書いた結論と変わりありませんでした。
ただ、100作品の時から大きく変わったところが1つ。
それは、3000pt以上の作品の《恋愛ものとして読める作品に出逢う確率》が大幅にアップしたというところ!
エッセイでは3つに1つしか「恋愛もの」が出てこないと言っていたのですが、2つに1つは出てくるようになりました。
ただ、恋愛ものではあるけれど、きゅんきゅん度はあまり高くないので注意。
《高きゅんきゅん度作品に出逢う確率》を見たら分かりますが、100~2999ptの作品の方がやっぱり優秀です(この「高きゅんきゅん度作品」というのはきゅんきゅん度70%以上の作品のこと)。
それから《お気に入り作品の発掘確率》も計算してみました。
やっぱり私の好みに合う作品は、100~2999ptの作品の中に多く存在するみたいです。
このポイント帯なら、10作品に1作品はお気に入りのお話に出逢えます。
残念ながら3000pt以上の作品では、30作品読んで1作品見つかるくらい。
ランキングは私の好みに合わないというのが、本当によく分かる結果になりました……。
というわけで、もう一度改めて言っておきます。
100pt以上の作品は、誰かの好みにちゃんと刺さっている可能性が高いということ!
人によっては、10000ptの作品よりも100ptの作品の方が好きということもあるんです!
ポイントが全てじゃない!
以上。
アイリスIF大賞の応募作品を225作品読み終わったことに関する報告でした。
次は、アイリスIF大賞の受賞作の傾向を分析&考察していきます。