1-9:まとめ
さて、「第1回アイリス異世界ファンタジー大賞(アイリスIF大賞)」の応募作品を100作品読んでみて、気付いたことをまとめてみますね。
今回読んでみたのは、アイリスIF大賞に応募している8万字から20万字の完結済み連載作品。
除外ワードは「悪役令嬢」「婚約破棄」「乙女ゲーム」「ざまあ(ざまぁ)」、そして「悲恋」です。
3000pt以上の高ポイント作品は、読みやすくキャラが魅力的でした。
ただ、作品の完成度はあまり期待できないし、恋愛要素も少ないものが多いので注意が必要。
100~2999ptの作品は、比較的完成度が高く、恋愛要素が多いものが集まっていました。
心ときめく恋愛もの(完結作品)が読みたい場合はこのあたりのポイント帯がおすすめ。
ただし、中には読みにくい作品が混ざっていることもあるので、そこは覚悟して。
100ポイント未満の作品は、読者が読みやすいと感じるような工夫をすれば、意外と伸びそうな作品が多いです。
このポイント帯は発想が面白い作品が混じっているので、覗いてみるのも悪くないです。
男性向けの作品にも面白いものがありました。
女性キャラが大切にされているものは、男性向けの作品であっても楽しく読めるので意外とおすすめ。
以上。
とりあえず読み終わった100作品を参考に、いろいろまとめてみました。
読んでいる間に検索条件から外れて消えてしまった作品もあるし、検索条件に引っかかっているけれどまだ読めていないという作品もあります。
それから、読んだ順で100作品選んでいるので、それ以降に読んだものについては評価点などをつけていても計算には入れないようにしています。
なので、検索条件に引っかかっているもの全てを対象にしているわけではありません。
今も応募作品は増え続けているので、これからもゆっくりと目を通していきたいなと思っています。
そして、改めて言っておきたいのは――。
100pt以上の作品は、誰かの好みにちゃんと刺さっている可能性が高いということ!
人によっては、10000ptの作品よりも100ptの作品の方が好きということもあるんです!
ポイントが全てじゃない!
というか、文庫本1~2冊の長さのお話を、完結まで書ききっているということ自体が既に尊いです!
ありがとうございます!
次回作も頑張ってください!
これからもたくさんの作者さまが、楽しく、自分の好きな物語を書いてくれますように。
そして、できれば、きゅんきゅんする恋愛ものを書いてくださる作者さまがもっと増えてくれますように。
というわけで、100作品読んで気付いたことについてのお話はここまでです。
お疲れさまでした!
* * *
ここまでが『アイリスIF大賞の応募作品を100作品読んでみた!』というエッセイで書いた内容でした。
もともとのエッセイにはおすすめ作品紹介部分もあるんですけど、そこは省略させていただきますね。
私のおすすめ作品が知りたい場合は、ぜひそちらのエッセイへ!
さて、こうして100作品読んだ後も、私は応募作品を読み続けました。
最終的に「アイリスIF大賞」では225作品に独自の評価点をつけています。
次は、225作品読み終わった時点で感じたことなどを書いていきますね。