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五月一日 課題と遭遇
エロ本を探し出せ。っていったか?
マジか。なるほどだから、河原なのか。
どこかのアニメの世界みたいな感じだけど、エロ本が落ちてるなんてあんまり見たことないぞ?
夢見すぎだな〜と心の中で思わず笑っていると。
殆どの男子がハチマキを着け始めた。
エロ本命?やかましいわ!!と思わず叫んだ。
目をつぶり、呼吸を整えた。
でも、景品が何でもというのが凄いな。有名人に会いたい券とか色々出来そうだな。
そう思い、手をポキポキと鳴らして、首もポキポキと鳴らした。
「よし。」と言い、ひとまずクラスの皆でどうするか話した方が良いなと思った。
そう思い、目を開けて後ろを振り返ると誰も居なかった。
「は?まさか、もう皆動いているということなのか?はぁ、とりあえず下の方を探すか。」
草むらの中を、探すと1冊のエロ本を見つけた。
「よし、これでいいか。」
そう思っていると、肩をポンポンと叩かれた。
僕は、すぐに振り返りエロ本をギュッと掴んだ。
「君が転校生?」と言われた。