人生の転機?
学校に着くと、
先生に呼び出された。
渡されたのは、転校届。
どうやら、僕は転校しなければならなくなった。
久しぶりに、仮面が壊れた音がした。
偏差値は、低いわけではないが進められた学校は夢見る若者が夢に向かって走るというのがテーマの学校だ。
勿論、僕には関係のない話なのだが、間違えて将来のことについて熱く語り先生達に好印象を与えようとしたのが裏目に出たとは、、、
正直、クソ面倒くさいが1年通ってその学校が良かったらそっち行って、良くなかったら戻ってきてもいいということだ。
お金も少し貰えるらしいから無理やり夢見るやつになるか。。
『僕は、、、し、小説家に、、、いや、なんでもないよ?お父さんとお母さんみたいになんて、ならない。僕は、夢を捨てるんだ。だから、安心して?×××××!』
という夢を見た。
昨日の転校先を見てたからこんな夢を見たんだろう。×××××…
懐かしい夢であり、捨てたい過去である。
夢を捨てたあの時から僕の人生は止まっているだろう。
どうせ、1年しか居ないんだからいつも通り仮面を被って生活しよう。
夢で思い出した。中学の頃だっけ?何故かその時はまた夢を見始めた。
同い年の人が売れていって誰でも頑張れば出来ると言われたのがきっかけかな?
絶望したね。圧倒的な才能の二文字に。
最初は、絵を描いた。昔から絵を描くことは好きだった。しかし、世の中にはもっと上手いやつがいる。けれど努力すればと思ったが、一ヶ月前のと比べて何も成長してなかった。
二つ目、ボカロ曲。曲を聴くのは好きだった。だから、自分なりのを作るのは楽しいと思った。しかし、楽器が弾けなかった。アプリも買えなかった。機材もなかった。楽器もなかった。努力したが何一つ出来なかった。歌詞が書けてもそれを使うことも出来ないし、それをいかす曲も出来なかった。やってると分かる、逃げとか言われるかもしれないがこれは何年やっても無駄だと心に訴えかけられる。
等など、色々やって全部失敗した。何一つ上手くいかなかった。
最初から、上手くいくなんて考えていないが成長してなかった。
何で、こんなことをしたのだろうって思ったが、思い出した。
僕は、いつ死んでも良いと思ってるからだ。