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紅茶の秘密。


「確かに、オレは理性的なバケモノさ」


「じゃなきゃ、既に全てを壊してる」


「『仮の面(うち)』にいるバケモノはみんな、理性的だよ」


「本能のまま、要するに、『穢れの感情』のままにオレ達が行動してしまうなら」


「オレは全てに執着してまとわり付くねぇ」


「申クンなら、何処か絶望の底に落ちてしまうだろうし、戌クンなら肥大化してしまうだろうね」


「『バケモノの本能』のままに活動するならば……バケモノは破壊行為が大好きだから、さっき言ったように、全てを壊してしまうよ。……間違い無く」


「流石に気分が上がってしまえば、幾らオレが理性的でも強い破壊衝動が湧くよ」


「オレがいつも、どうやって興奮を抑えているのか、聞きにきたんだろう?」


「教えてあげるから。そんなに警戒しないで」


「簡単な事さ。『紅茶』を飲むんだよ」


「そう。紅茶にはねぇ、興奮を抑える効果があるんだ」


「要するに、『鎮静剤』なんだ」


「別に興奮してなくても、飲んで大丈夫だよ」


「オレは……というより、オレ達は、大抵その紅茶で興奮を抑えているのさ」


「分かったかい?」




同じ名前だからと言って、成分が同じとは限らない。


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