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光と闇を進む。


これは、本編「仮の面はどう足掻いても。」が、

12/2で丁度一年目を迎える折に、妹が制作してくれた詩(の、ようなもの)です。


(投稿時間の12時間後が丁度一年目)


あたし達は闇の中を進む

迷宮のように、終わりがあるのかは分からない

けれども進まないといけない

立ち止まってはいけない

何故なら終わりの時はきっと奈落に居るから

引き返すことはできない

だから、最果てへ行き着くその時を遅らせるように

最悪では無い場所を求めて、迷い続ける


俺達は荒野を歩いている

光の差していない道を進んでいる

たとえ奈落にしか向かえなくとも

君が歩く道が、俺達の救い

君の向かう場所へ俺達はついて行く

どんな障害があろうとも

君は俺が守り、憂いは彼らが打ち払う

君は君の思うままに歩いて行け


オレ達は道なき道を歩いている

未踏の世界を行く

たとえ今が闇の中だとしても

オレ達が向かう先に光はある

何故ならお前の行く道こそがオレ達の指標

どんな障害があろうとも、憂いも怖れも無い

全てを打ち砕き、全てが糧になるから

お前の望む場所へオレ達を導いてくれ


私はかつて、光の中を歩いていた

曇ることの無い世界を

軌道の上を進んでいた

退屈だった、他力本願な重い思いに疲れ切った

だから其処を棄てて、闇へ入った

たとえ先に奈落があることを知ったとしても

私は振り返らない

自らの意思で歩いて行けるのだから


翳る世界を征く彼らと共に歩む

一つ歩み出ることすらが困難な昏い道は遠く長い

けれど、儂は何も伝えはしない

たとえ先に奈落があることを知っていても

如何様な道を往くのか

如何様にして翳りを晴らすのか

如何様な世界を見せてくれるか

彼らの行き着く先を観るために


私達は護れなかった

私は何も、守れなかった

それでも進んでいかねばならない

仕方ないと笑う彼の卸方とただ共に在りたいから

その影を追っている

居なくなった彼らの分を含めて

見ることしかできないとしても

許されたいがために


行く当てもなく進んでいる

僕達が何処へ歩いているのか

先に何があるかなど、知らなくて良い

ただ進んでいかねばならない

その先にあるのが崩壊でも

立ち止まることは指示(ゆる)されていない

僕に選択肢はない

言われたままに進むだけだ


ここは闇ではなくて

助け出された所が"そこ"だっただけ

だからぼくは(元の場所)には戻らない

望んでこの場所にいるのだから

君がいれば、みんながいれば

どんな難しいことがあっても

どんな辛いことがあっても

大丈夫


闇の中を歩いている、彼らを眺めている

先に奈落があることを知っていても

進み歩んで行く彼らを見ている

見ている俺は、闇に佇む

俺が進むことは無い

必要が無いから

もし進むその時が来たのならばきっと

彼らが、彼女が光の中へ進めた時だ


退屈していた、ただそれだけ

物珍しかったから

向かう先を見てみようと思った

特等席に座って

道なき道を切り拓いた

その先に何を見るか

何を選択するのか

それを見てみたい


闇の中を歩いて行く姿は眩しい

目を奪われるほどに

憧れを抱くほどに

だからワタクシはついて行く

もし怖れ立ち止まったら

それを除くために

もし奈落へ落ちたなら

それを引き上げるために


私達は闇へ進んでいる

光が差さない中へ向かっている

先に何ががあるかは知らない

けれど進んでいかねばならない

私達は、帰る場所がないのだから

進んだところで、何があるのか

向かったところで何になるのか

わからないまま、進む



読んでくださっている皆様、


此方まで足をお運び頂き、


誠にありがとうございます。


子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥


各幹部に対応した内容となってます(いくつかネタバレのようなものも混ざってる)。


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