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個人的に微妙箱

ボクは話すのが嫌い。

作者: ねがてぃぶ☆うちゅうじん

ボクは話すのが嫌いだ。


ボクが話した言葉は、人を傷つけてしまう。

ボクが話した単語は、人を不快にさせてしまう。

だから、話すのが嫌い。


でも、みんな、ボクに話せっていうんだ。


話さなきゃ伝わらないでしょ。

話せば分かってくれるんだよ。


そんな甘ったるい誘惑を、みんなしてくる。


でもそうやって、話せば話すほど、

みんなはボクを嫌いになっていく。


そんな奴だとは思わなかった。

最低な野郎だな。


そう言って、いつもみんなはどこかに行ってしまうんだ。


だから、話すのが嫌い。


でも、それでも、みんなはボクに話せという。

話せば、


あいつ、頭おかしいんじゃないの?


話せば、


近づかない方がいいよ。あんな奴。


話すほど、


口から出た無自覚な幻想の刃が、ボクの知らぬ間に、

みんなを傷つけてしまう。

そして、陰がボクを蝕んでいく。


だから、ボクは、話すのが嫌いだ。








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