第4章・やっぱり蹂躙|ω・)
意味の無い啖呵を切った後俺は六首邪覇龍に切りかかる
それに対して六首邪覇龍をそれぞれの頭が別々にブレスを吐いて対応してくる
どうやら6つのうち4つの頭は魔法を口から発動してブレスのようにしているように見られた
そして俺にブレスと魔法が次々と飛んでくるがこの拾ったちょっと強すぎる武器シリーズに魔法は意味がない
俺は文字通りに魔法をぶった切っていくと六首邪覇龍に肉薄する
そしてまずは6つのうち2つの頭を切り飛ばした
この白雪卍の前にはありとあらゆる防御力は意味をなさない
ちなみにこれは俺が使った場合である
魔剣と聖剣に強力な能力があったように白雪卍にも同じような強い能力がある
それは魔力の込める量によって全てのものを完全切断することが出来るものであり切られたもの同士は基本的には2度とくっつかない
まぁ桜前のユニークスキルの上位互換だ
そうして頭を2つ切り飛ばした俺は一旦後ろに下がる
見てみると切られた所から新しく頭が生えてきているのが確認できた
ただ俺のユニークスキルと同じようで再生には魔力を使用するようで反応が少し小さくなっている
今更だが感知スキルは生命反応の強弱と魔力量を把握することができるものでレベルによって精度が上がっていく
そして再生の終わった六首邪覇龍はどうやらお怒りのご様子で俺に向けてどんどんブレスや魔法を放ってくる
やはり合成獣、知性がないだけあってアホである
むやみやたらに攻撃してきたところでなんの問題もない
俺は向かい来るブレスや魔法を次々切断していく
ちなみにブレスは切るだけだと後ろに2つになって飛んでいくだけなので消滅させている感じで、魔法は形が崩れると消えるのでまさにただ切っているだけである
俺は再び六首邪覇龍に肉薄して次々に頭を切り飛ばすだけでなく翼・足等の体の部位を目に見えない速度で切り刻んでいく
そして頭5つと翼を切り飛ばされた上に全身ボロボロになった六首邪覇龍は地上へと落下していった
それに続いて俺も地上に降りる
その際に後ろの人間達の様子を見てみると俺達の化け物同士の戦いをみてただただ唖然としている奴や魔獣に対して必死に応戦している奴もいた
ふと気になって希暗達やセリア達を見てみるとそれぞれ蹂躙している様子であった
ただセリアは当たりを引いたらしくなかなか強い反応と対峙している
まぁセリアなら勝てそうな感じだったので俺は六首邪覇龍に向き直った
俺が向き直ると六首邪覇龍は全て再生が終わったようで最初の見た時の姿に戻っていた
だが魔力の方はもうすでに最初の方の3分の1くらいしか残っていない
それを感知した俺は
(もう少しで行けるなこれ、さぁて早く終わらしてあいつらの援護にまわりますかね)
と呑気に考えると早速この戦いを終わらすことにした
俺は再び白雪卍を構えると激怒してこちらに向かって突進してきている六首邪覇龍にこちらからも向かっていく
そして衝突の直前に俺は白雪卍を真上に構えると魔力を全力で込める
そしてそのまま振り下ろした
すると六首邪覇龍は真っ二つになった
だが俺は少し調子にのってやらかしてしまったようだ
ほぼ同じ体積に真っ二つになってしまいそれがくっついての復活ができないため、それぞれの欠片がそれぞれ小さめの六首邪覇龍になってしまった
だがもう魔力は付きかけ寸前であった
それを見た俺は
(ああーやっちまったorz。仕方ないもうめんどくさいから魔法で消し飛ばそう)
ともはや投げやりになってしまった
そしてこちらに突進してくる2体になってしまった六首邪覇龍に向いて
「自作魔法・完全消滅」
と唱えた
本当にだんだん魔法に関して自重が無くなってしまっている俺であったがもうどうでもいいだろうと面倒くささが勝ってしまっている
というより作る魔法が基本ネタ魔法だ
ちなみにこの魔法はとんでもなく魔力が必要であまり連発は出来ないが無駄にある魔力で全部ゴリ押しでこの魔法は単体専用の魔法なのでそれを2連発しただけである
最初から使えよといった文句は受け付けない
本当はかっこよく倒したかっただけだ、なんせこの魔法は全くかっこよくないから
この世界では即死に繋がる魔法や物を消滅させる系の魔法には制限が罹っているのか分からないが他の魔法に比べて魔法を使用する際の魔力量が格段に多い、自作魔法に関してもこれは同じであった
それと同じく生命を作る・生み出すのも同等に制限がかかっていると思う
そうして俺の魔法によって完全消滅させたことによって無事3体目の伝説の魔獣はこの世界から姿を消した
正確には1体は永遠封印だが( ꒪⌓꒪)
戦闘を終えた俺は白雪卍を元の場所に返すとセリア達を支援するために歩みを王都の方へと向けた
……To be continued →