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第4章・ちょいと過去編②

本日は予約投稿になりますm(*_ _)m


3連休羨ましい_(:3 」∠)_

音ゲーで圧倒的力を見せつけられ敗北した俺はそれを気にしないかのように瑠奈に


「よしこれで2対1だな、次は俺が決めていいんだよな?」

と聞くと瑠奈は笑みを浮かべながら


「呂阿は1回目と2回目を決めた、だから次も私が決めるべき」

と言ってきた

それを聞いた俺は


(やられた!最初に譲ってきたのはそういうことだったのか………)

と俺は後悔するがもう遅い

瑠奈が再び口を開き


「次は太〇の達人で決まり」

と俺に言い放った

その瞬間俺の敗北が決定した







その後気づけばもう昼を過ぎていたので適当に済ませたあと俺達は駅へと向かって歩いていく

俺が敗北によりグッズを手に入れて無かったことに対してしょげている一方、手に入れた瑠奈は目当てのものを全て手に入れることができて満足気な様子であった

そしてもう少しで駅につくという距離にある公園の前を通った時に


「やめなさい、触らないでって言ってるでしょう!」

と言う女性の声が聞こえてきた

それを聞いた俺と瑠奈は持ち前の野次馬精神により即座に反応するとやり取りが聞こえる位置まで移動する

その間向こうに気づかれないように音はたてていない

勿論目立たないように気配も消している

傍から見たら俺達は不審者にしか見えないけど気にしない気にしない


そして様子を伺っているとどうやら女性2人と男性1人が10人くらいの不良っぽい奴らに絡まれているようであった

絡まれている方は何故か男性が対応するのではなく片方の女性が不良っぽい奴らと言い合っている

それを見て男性は戸惑い、もう片方の女性はずっと女性の後ろで脅えている様だ


その後暫く観察しているついに不良の方が焦れたのか手を出しはじめる

無理やり女性の手を掴んで引っ張るようなことをしており女性は必死に抵抗するが力が負けているようだ

そして残りの2人にも危害を加えようと周りの不良っぽい奴らはじりじりと距離を詰めていた


それを見た瑠奈は


「どうする?助けに行く?呂阿なら10人程度余裕のはず」

と俺に聞いてきた

それを受け俺は


「まぁ行くしかないだろうな、このまま見過ごしても嫌な感じが残るだけだしな。てかなんで周りにこんなに人いないのかね、運ないな」

と答えた

すると瑠奈は


「分かった、なら私も行く。あの3人を逃がすからその間に片付けといて」

と言ってきた

それに俺は頷くと2人でその現場へと堂々と歩いていった




そんなこんなで助けることを決めた俺達が歩いていくとその姿を見た不良っぽい奴らが絡んでくる


「ああん?何見てんだお前。なんか言いたい事あるのかぁ?」

と即効で1人が俺にメンチをきってくる

こいつらが見境なく絡んでるせいで人がいないのか

そしてそいつは瑠奈を見ると


「なんだお前も可愛い女連れてるじゃねぇか。おいお前、痛い目にあいたくなかったらそっちの女少し貸してくれよ」

と言ってくる

俺はそれに対して


「断る、お前らみたいな群れないと何も出来ない雑魚相手にしても怖くないからな」

と鼻で笑いながら言ってやった

それを受けて不良っぽい奴らが全員こちらに注意を向けてくる


「あぁ!?ふざけんなよお前、女の前だからってかっこつけてっと怪我するぞ」

と言いながら最初に俺に絡んできた奴が殴りかかってくる

俺はそれを軽く流し逆に一撃くれてやると周りの奴らも俺に向かってくる

それを確認した俺は瑠奈に合図を出すと10人相手に喧嘩をしはじめた


こんな風に多数に一人で挑んでいる時点で俺が多少武術でもやっているということはわかるかもしれない

俺は生まれてすぐに両親を亡くしていてずっと祖父母に育てられてきた

しかしその祖父母も俺が中学2年の頃亡くなってしまった

だから高校からは一人暮らしとなり、なるべく頼れる人が近くにいる必要があるということで叔父の住んでいるここに引っ越してきたのだ

そして俺は2歳ぐらいから中学2年までの祖父が亡くなる直前までずっと合気道を習っていた

それに空手も柔道も含め色々な格闘技を齧っている


なのでこの程度なら問題ない

もちろん問題にならないようにわざと黒帯は取ってないない(これは祖父の忠告に従っただけだ)

そして俺は10人をあっという間に片付けると瑠奈に無事かどうかメールで確認してみる

するとすぐに駅について他の3人は帰ったと言うメールが帰ってきた

それを確認した俺が帰ろうとした時に問題が発生したのだ


それに以後に関しては以下の流れである

喧嘩を目撃した近隣住民が警察に通報

警察が到着、そして人が倒れているなか平然と佇む俺を目撃

俺が容疑者だと思い俺を確保する、この間事情を話しても全く聞き入れられず

すぐさま学校に連絡がいき軽く騒ぎになる

一応俺の行っている高校は進学校で騒ぎになると困るから俺を即停学処分

そして停学明けに学校に行ったら不良として噂が出回り誰も近づかなくなる

と言った感じだ


停学までの流れがかなり早かったために瑠奈や絡まれてた3人に証言してもらうような余裕などなかったのも酷い話だろう

完全にとばっちり(正当防衛)なのにである


そうして俺の高校デビューは無事失敗に終わり3年間のほぼぼっち生活を送ることとなったのを俺はところどころ朧気に思い出した






……To be continued →

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