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第1章・異世界生活のはじまり(後③)

運が尽きてきた今日この頃(´・ω・`)

ガチャ運が欲しい

希暗と適当に会話して待っていると扉を叩く音が聞こえる


「希暗?私と歩が来たから開けて」

と声が聞こえ希暗が扉をあけると桜前と白月が入ってきた

何故か白月はこっちを見ていたようなので視線を合わせると顔を赤らめ桜前の後ろに隠れる

そんな白月を無視して部屋の中を見渡しながら


「後誰か来るの?」

と桜前が聞くと


「旦椋さんがくるみたいだよ」

と希暗が答えその後2人は何やら話しているようだったので俺は1人ベッドで横になりながらあと一人が揃うのを待ち、白月は桜前の横でこちらを時折チラチラ見ながらも沈黙しているようだった

それから少しして瑠奈が来たので本題を話し合うことにする


「とりあえず5人揃ったけど、どっちが話していく?呂阿」


「そういうのは希暗に任せるよ、説明は苦手だ(というよりめんどくさい)」

そう言うと希暗は3人に大まかな説明を始めた


「とりあえず今回協力して欲しいと思ったのは情報集めについてなんだ。玲奈と白月さんよく分からないかもしれないけど今回のような異世界に召喚された時にはその世界の情報を集めることが重要で、この国の人の言葉を丸呑みせずに自分で考えるのが大事なんだ。だから僕と呂阿が話し合った結果3人に協力してもらって情報を集めていこってことになったんだよ」

すると3人は


「理由はよく分からないけど、希暗の頼みなら仕方ないわね。できる限り協力すると思うわ」


「玲奈ちゃんがするなら私もできる限り協力するよ」


「ここは非戦闘系の出番、任せて」

と3人とも協力の意を示してくれた

すると桜前が質問をしてくる


「クラス全員に協力を頼むのはだめなの?」


「あんまり良くないね、全員で動いてしまうと怪しまれて動きづらくなる可能性があるから」


「希暗、この5人なのはどうしてなの?」


「僕の友達が玲奈と呂阿だけだから………」


「俺も友達、希暗と瑠奈だけだし………」

と落ち込む2人


「なんかごめん…………」


「別にいいよ、とりあえず具体的にどんな感じでやっていく?僕と呂阿と玲奈と白月さんは戦闘組で、旦椋さんだけ非戦闘組だよね?」


「私はしばらく書庫に篭って本を読む予定。歴史とか地理のことも任せて」


「なら私と歩はメイドさんや城下町に行った時に世界の情勢とか聞いてみたりするね」


「なら僕は騎士団の方にさり気なく聞いみたり、魔獣について調べてみたりするよ。呂阿はどうする?」


「俺は早めに冒険者登録でもして色々と調べれるようにしてみるよ。多分ラハットとかに聞いてみたらいいやり方とか教えてくれそうだし」

というやり取りがあった後俺達5人はどのように情報を集めて行くかや注意することについて話し合った

その後ひと通りの予定の話し合いを終え3人がそれぞれの部屋へと帰った後で俺は希暗と話をしていた


「今日の訓練どうだった?やっぱり少しきつかったか?」


「そうだね、結構きつかったかな。もとから運動は苦手だったし、こんなステータスだからね」


「ステータスは命のやり取りのような実践じゃないとあまり伸びないらしいからな………。まぁ基礎訓練も無駄にはならないだろうけど」


「一ヶ月の実践までには足を引っ張らないくらいには頑張っておくよ。僕のせいで誰か傷ついたりしたらかなりショックだからね………。僕が傷ついたらきっと玲奈が取り乱すだろうし」


「確かになww 桜前はお前にベタ惚れだもんな。まったくリア充は羨ましいよ」

なんて冗談をいいあっているうちに希暗は訓練の疲れから寝てしまったようなので、俺もボチボチ眠ることにした

















《side フロリア&レア》



呂阿逹が部屋で色々と話していたその頃フロリアの私室にてフロリアとレアはこのような会話していた


「フロリア様、今日は随分機嫌が良さそうですね?」


「ええ、久々に思いっきり笑うことができた上にお友達までできましたもの」


「争いさえ無くなればフロリア様もお城からでたり学院に通ったりしてお友達と楽しく過ごせたはずですのに………」


「仕方ないわリア、王女に生まれた以上ある程度の不自由はしかたないことよ。王族がしっかりしないと国が成り立っていきませんからね」


「きっとロア様達が争いを無くしてくれます。それを信じて待ちましょう………」


「そうですね、呂阿や他の方々を信じましょう。どうか皆様無事に生きたまま争いを終わらせたいですね……。そのためには我が国も頼るだけでなく全力で協力しないといけませんね」


「はい!フロリア様も大変かと思いますが頑張っていきましょう。私も精一杯サポート致しますので」


「まえの大きな戦のようにどこ国にも大きな被害なく終わって欲しいですね、それにあわよくば三種族の共存も…」


「三種族の共存はフロリア様の夢ですもんね……。本当にそのようなことが実現すればどれくらい素晴らしいか……」

その後も2人は夜が耽るまで話を続けていく


まぁとどのところこの三種族共存の夢が叶うための重要な役割を担っているのは何処かの部屋で、呑気に寝ている奴だということはまだ誰も知らない






……To be continued →

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