第4章・感動の・・・再会?
最近寒すぎて外で携帯触れない(´・ω・`)
早く秋にならないかな
俺が素顔を晒し声をかけても希暗はまだこっちを見たまま固まっている
まぁ無理もないけどね♪︎
死んだと思っていた友達が目の前に急に出てきたら誰だって困惑するだろう
もちろん俺だって大袈裟なリアクションをとるに違いない
俺は再度声をかける
「おーい、希暗ー。俺だよ俺」
と言いながらボーッとしている希暗の目の前で手を振りながら反応をまつ
するとしばらくして
「・・・!………呂阿?」
とまだ確信は持てていないようで質問するように聞いてくる
俺はそれに
「おう、お前の知っている呂阿であってるよ」
と軽く返した
それを聞いた希暗は未だ事実を呑み込めず戸惑いながら聞いてくる
俺はそれに答えていく
「・・・だって呂阿はあの時僕を庇って死んだんじゃ………」
「まぁ庇ったのは事実だな。でも死んでないからここにいるんだよ」
「でもどうやって?・・・それにさっきの強さだって………」
「それに関してはこれから説明するよ。とりあえず俺が本物って分かってくれたか?」
と俺が言うと希暗は
「・・・・・少し質問するよ」
と言って俺と希暗の2人しか知らないであろう秘密を聞いてくる
それを受け俺は
「ああ、それなら・・・・・・・だな。この質問なら本人確認にもってこいだな」
と笑いながら言った
俺の答えを聞いて希暗は一瞬驚いたあと急に涙を流しはじめる
そして
「・・・本物だ………。本当に呂阿なんだね………」
と泣きながら言ってきた
やっと俺を認識出来たようである
ちなみにこの会話が2人にも聞こえているらしく桜前は嬉しさと困惑が混ざったような表情を、白月は何故かただただ号泣していた
そして希暗はひとしきり泣き終えたのか涙を流すのをやめると
「本当に呂阿が無事でよかった………。このことを旦椋さんや王女様が聞いたらどんな反応をするだろうね」
と立ちがろうとしながら言うがまだ力が入らないようだ
なので俺は
「上級回復魔法・広域回復」
と唱えると当たり周辺にいる魔人と人間全てに効果が出るように回復魔法を使用した
それによって軽傷から重症まで様々だった者達が全員全回復する
だがこのままではすぐに目を覚ましてしまいそうなので俺は続けて
「特殊魔法・睡眠」
を使い3人以外全て睡眠状態にしておく
俺はもとから希暗にしか会う気がなく他のクラスメイトに知られるとちょっと厄介だからだ
というかここにいる人間軍はぶっちゃけこいつら以外どーでもいい
桜前と白月は希暗と仲良さげだから別にいいだろうと思って眠らせないでおいた
それにこれだけのことをやったんだから他の奴ら顔バレしてもめんどくさいだろう
俺が回復魔法を使ったことにより希暗は立ち上がりながら俺に
「凄いね、さっきまでの僕が負っていたダメージを1回の魔法で消しちゃうなんて。それに見た感じここにいる全員にかけたみたいだしね」
と言い更に
「とりあえずさっきの魔法も含め全部説明してくれるんだよね?」
と聞いてきた
それを受け俺は
「ああ、勿論だ。あの後から今まで何をしてきたか全部伝える。ただし時間が無いから今は無理だけどな」
と答えた後一呼吸おいて続ける
「それで急なんだが希暗達に頼みたいこともある」
と言った
それを聞いた希暗は
「分かった、また時間がある時にゆっくりと説明してもらうよ。その頼み事はあの2人と一緒に聞いてから判断するよ」
と言う
そして俺は
「了解、桜前と白月なら大丈夫だと思う。他のクラスメイトは信用ならない奴がいるからな」
と皮肉混じりに言った
すると希暗も
「そうだね、僕も警戒している人がいるよ。むしろ呂阿に会うまでは殺したいとも思っていたほどにね」
と言い捨てた
それを聞いた俺はあることを聞く
「希暗がそこまで言うなんてよっぽどだな………ん?もしかしてあの時お前になにかした奴のことが分かったのか?」
と言うと希暗は驚いたように
「呂阿はあの時僕に足をかけて転ばせた犯人を知っていたの!?」
と聞いてくる
なので俺は素直に
「ああ、知ってるよ。だってみんな逃げるのに必死そうだったのににやけてる奴がいたからな。あの時は手出し出来なかったけど懲らしめやろうと思っててな、まぁさっき結構やったんだけど」
と苦笑いをしながら答えた
それを聞いた希暗は
「僕も旦椋さんに聞いて知ったんだよ…………遠山と近山の2人が僕と呂阿を殺そうしてるって。それであの時もそれを狙ってて実際僕を殺そうと足をかけたって言うことをね」
と悲しげに言った
それを見た俺は
「まぁ気にすんなよ、俺は無事なんだし。それに今の希暗なら手出ししてこないだろ?桜前や白月に手を出すわけないしな。それじゃあそろそろ2人のところに行こうぜ、あまり時間が無い」
と最初から俺達に向けていた2人の殺意の理由に気づいていたように答えた
それを受けて希暗は
「そうだね、その話もまた今度で。今は2人のところに行って呂阿の頼み事を聞かないとね」
と返してきたので俺と呂阿は桜前と白月の方へと向かって歩みを進めていった
……To be continued →