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第4章・クラスメイト達を腕試し(前)

俺は剣を構えたまま一瞬思考を加速させる


(さて狙い通り残るのは数人か、一人おまけがいるけどまぁ適当にあしらっておくか。希暗は最後として見た感じ桜前と白月との3人組のようだな。ならまずはその他の3人の実力をみてみるか、3人共まぁまぁの実力かな)

と考えると剣を片手にもち悠々と希暗達の方へと歩みを進めていく

すると


「どこの誰だか知らねぇがぶっ殺してやるよ」

と言いながら近藤が近づいてきた

それをラハットが


「待て、一人で行くな!」

と止めようとしたが全く聞いてない様子

近藤は俺に近づくとそのまま斬りかかってきた


がそれを俺は指2本で挟んで受け止める

これを見て近藤はかなり驚いたようだったがすぐさま剣を引くと再び斬りかかってくる

しかし近藤のステを見た感じぶっちゃけセリアにボコられる感じであったので俺はそうそうと近藤を戦闘不能にすることを決めた


まず近藤の剣を狙い俺は自身の大剣を振るう

ちなみにこの剣はこの前深淵死霊王ダークネスリッチーとの闘いで使ったやつだ

日々の努力(お巫山戯)により性能は着実に上がっていっている

すると俺の目論見どおり近藤はこれを剣で受け止めた

そして近藤の剣が粉々に粉砕される

ステ差のある相手の大剣の一撃を真正面から長剣が受け止めれるはずがない


そしてそのまま俺は近藤の頭を掴むと地面に叩きつけた

少し地面が凹む程度の力で叩きつけただけだが近藤のステータスでは耐えられまい

近藤はそのまま意識を手放したようだった

ちょっと手荒だったが今までの行いを考えたらまぁいいだろうと適当にながす

それに何故か少しだけ気分が良くなった

今までの俺ならそんなこと思わなかったはずなのに


それを見て次は遠山と近山が俺に向かってくる


「くそっ、よくも近藤や他のみんなを!いくぞ近山、俺達で奴を倒すぞ」

と遠山が言うと


「分かった、俺達でケリをつけよう」

と近山が賛同し共に向かってくる

それを見てラハットが


「やはり初戦闘での異常事態では冷静になれんか………」

と呟いていたが2人には聞こえていない

2人のステータスは既にラハットを少し上回っているので力づくで止めることも出来ないのだろう

遠山は俺の近くに来るとすぐに斬りかかっては来ずに魔法を使用するのだろう魔力を込める準備をすると


「中級水魔法・水螺旋アクアスパイラル

と唱える

そして俺に向かってくる水が渦巻きながら飛んでくるがこんなレベルでは話にならない

そのまま何も無かったのように真正面から受け止めてやる


遠山は俺に当たったことで喜んでいるようだが全くダメージは受けてない、それどころか甲冑にすら傷一つついていない

だがそれに気がついていない遠山は近山と共に俺に接近しそれぞれ近接戦を挑んできた


自己中で能力過信のアホ2人なのかもしれないが流石の息の合い方で連携はきちんととれている

遠山が剣で斬りかかってき近山は何か特注のグローブみたいなものを嵌めて殴りかかってくる

俺はそれをただ避けているだけだった


数分の間俺は2人の魔法や剣、拳による攻撃を受け続けてある程度の実力を図りとるともうこのつまらない闘いを終わらせることにした

2人ともステータスはこの世界では高い方かもしれないが魔法は全く基礎が出来ておらず、接近戦に関してもスキルによる技をがむしゃらに打ってくるだけだ

これじゃ連携がとれたとしても高ランク魔獣達相手では些か不足だろう

俺は闘いを終わらせるべく一旦2人と距離をとり口を開く


「お前達2人の実力は分かった。もういい、終わらせよう」

と俺が言うと

2人は


「はったりだな、さっきから俺達の攻撃に押されているじゃないか」


「そのとおりだ、さっさと片付けようぜ」

と調子にのった言葉が返ってくる

なので俺は例の1件も含め痛い目に合わせることにした

まず剣を背中に戻す

そして


「お前達にはこれで充分だ、初級風魔法・風球ウインドボール

と言うと両手に拳大の風球を作り上げた

それを聞いた2人は


「ふざけんな、初級魔法程度でどうにか・・・・」


「俺達を舐めるもいい加減に・・・・・・」

とそれぞれ何かを言おうとしていたが関係ない

俺は2人に一瞬で肉薄するとそれぞれの腹部に風球ウインドボールをぶち当ててやった

ちなみにこれの威力はおそらくBランク程度の魔獣なら一撃死の程度に抑えてある

俺の一撃を食らった2人はそのまま希暗達のはるか後ろの方まで吹っ飛ばされる


2人の腹部の防具は壊れて肌が見えている、さらにその肌も傷だらけで血だらけだ

ついでに内蔵にダメージが入りすぎたのか吐血もしているようだった

まぁ当然の報いだと思ってもらう

そのまま2人は意識を失ったようだった


そして俺は残りの4人に向き合うと


「これで残り4人か、次は誰が我とやろうと言うのだ?」

と問う

それを聞いた4人は自分達の中でもかなり強い3人が簡単にやられた事で動けないでいるようだ

それを見て俺は


「ならまずは後ろの弱そうな女2人から殺すことにしよう。他の2人も先に死にたいならかかってきてもよいぞ?」

と言うと


「次は僕が戦う」

と希暗が俺の方に向かってきた


どうやら俺の計画(お遊び)もここからが本番のようだ






……To be continued →

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