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第4章・再びのお巫山戯( ¯ω¯ )

現在進行形で魔人軍相対している人間軍の中に希暗達がいることを確認した俺はしみじみと呟く


「いやぁ〜ほんのちょっとの間見なかっただけでこんなに懐かしく感じるもんなんだな。俺の毎日が濃かったせいもあるかもだけど」

と言いながら呑気に下を見下ろしている

ちなみに俺達の様子は俺の魔法によって視覚で認知出来ないようにしており現在向き合ってる両軍なら遥か上空に気を配ってる余裕はないので感知もされないだろう

まぁされたところでどうとなるわけではないが


俺の言葉を聞いたセリアが聞いてくる


「あれがロア様のお仲間の方々なのですか。ぱっと見ただけでも数名ほど強者がいますが」

と言う

それに俺は


「まぁ俺の仲間って言えるのは少ないかな。見た感じ人間軍の中で1番強いやつが前話した友達だよ。再開が楽しみだなぁ」

と浮かれてる俺にセリアが爆弾を投下する


「久々のお仲間との再開をよろこぶのは分かりますが……………ロア様彼らの中では死んだことになっているのではないです?」

それを聞いた俺はなんで忘れることが出来るのか不思議なレベルの事柄を思い出した


「ああーー!そういや俺死んだふりして別れたんだった…………。・・・・・どうしよう…………」

と言い俺はユニークスキルを使い全力で考えはじめる


(やっべぇまじで忘れてたわ。どうやってあの間に突入して戦闘を阻止しよう……。多分希暗達の目の前に突然表れたら動揺してどうなるか分からないからな〜。・・・・・ん!?この案なら魔人の裏切り者と戦闘の阻止を同時にできて再開を喜ぶまでの流れができる!そしたら一件落着だい!)

俺は一瞬の間にあれこれ考えそして一つの結論を出した


「セリア、リーニャ!ちょっと協力してもらいたいことが出来た」

と俺は突然口を開く

それを聞いた2人は


「また面白いこと!?」


「・・・良くない予感がしますが何でしょうか?」

と片や食いつくように、片や少し警戒気味に質問してくる

俺は考えついた作戦を2人に説明する

そして説明を聞き終えた2人の反応も真逆であった

リーニャは


「面白そう!リーニャそれやる!」

とノリノリである

一方セリアは


「えっと………本当にそのような作戦で解決するのですか?」

と疑い気味だ

恐らく俺の頼み事が結構嫌なのであろう

こんな風に俺の作戦や提案についてセリアが躊躇するのは初めてなのでその様子が良く分かる

俺はセリアに


「頼むよ、セリアにも協力して欲しいんだ」

と真剣に頼むとそれを受けセリアは


「・・・分かりました、ロア様の指示に従います」

と渋々ながらも了承してくれた

2人の同意もえられたところで俺は早速準備をはじめる

準備するのはもちろん暇な時につくったお巫山戯魔道具の数々だ

そして俺達の準備が終わった頃

そのタイミングに合わせてきたかのように両軍の進行が始まってしまった


それを見た俺はクロアに


「今から魔法を解除する。人間と魔人との間に咆哮を上げながら着地してくれ」

と指示を出すとクロアは


「分かりました。では行きます」

と言い俺の魔法解除のタイミングに合わせ


「グガァァァァァァァァァア!!!」

と咆哮を上げながら真下に急降下した

下の方では魔人や人間が突然現れたクロアに驚き動きを止めてる者やあたふたしている者がみてとれる

万が一攻撃してくる奴が入れば飛び降りようかと思っていたが心配無さそうだ

みんなクロアの威圧に押されている

予想外の事態で威圧に押されつつも素早く戦闘体勢に入れているやつは強者なのでとりあえず目星を付けておく


そしてクロアは盛大に地響きと土煙をたてながら着地をした

ここからは俺達の出番だ

まずは俺がクロアの背中から飛び降りで口を開く


「くっくっく、我こそは邪神に仕えしものの1人アーリムスブラック。貴様達を邪神への生贄にしてくれるわ!」

とまた適当なポーズをとりながら着地した

ちなみに俺は魔人の方を見ている

そしてお次はリーニャだ


「わーはっはー、私は邪神を復活させるための使者アーリムスホワイト。お前達を生贄に捧げてやるのだー!」

とこちらも適当なポーズをとりながら綺麗に俺の目の前にに着地を決めた

そしてそれに続くようにセリアも来るかと思われたが


「・・・・・・すいません、やっぱり無理です」

と言ってクロアの背中に隠れるようにしゃがみこんでいた

まぁ流石にこれを恥ずかしいと思うお年頃だろう

折角衣装も作ったのに仕方ない

ちなみに俺は精神年齢が低いので問題ない


そうしてリーニャとセリアの登場が終わったあと俺は


「裏切り者みーっけ」

と言うと


自作オリジナル魔法・鎖拘束チェインバインド

と唱える

すると俺の手から二本の鎖が出て2人の魔人を素早く拘束した後手元に引き寄せた

そして素早く意識を刈り取る


こいつらは俺達が邪神関係だと言った時に他のやつよりも一際動揺していた奴らだ

当初の目論見どうり無事確保することが出来た

するとそれを見てわれに返った魔人達が


「貴様ら何者だ!?いったいどこから…」


「隊長に何をする!?今すぐ解放しろ」


「そうだ、隊長と参謀を解放しろ!」


「全員でやれば2人くらい余裕だ!取り返すぞ」

等々口々に言ってくる

俺は一人ひとりに対処するのがめんどくさいし、ぜラスに多少手荒にしても良いと言われたのでその通りに力を奮うことにした


「うるせぇ、もうお前らには用はないから少し黙っててくれ」

と言うと手にいれたばかりの半人の覇気を魔人達だけに向けて発動した

すると声を上げることもなく全員が意識を刈り取られ倒れていく

中には吐血や泡を吹いているものまでいた

どうやらこのスキルは力加減で殺してしまうこともありそうなので少し気をつけることにした


そうして捉えた魔人をグロスのいる異空間に収納したあと

俺は放置してしまっている人間軍の対応するべくそちらにむかって歩みをすすめた







……To be continued →


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