表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/270

第1章・異世界生活のはじまり(後②)

書く時間がとれたので投稿( ๑´•ω•)੭_□


年末に向けて忙しくなるこの頃

取り残された俺がどうしたものかと困っていると


「それでは食堂に行きますよ」

とリアが言ってくれたので俺はその後をのこのことついていくことにした

だが何故かリアは頗る不機嫌である

というか怒りのオーラが見えそうなくらいである


(何で怒ってるのかなぁ……さっぱりわからん。とりあえず聞いてみるかな)

と思いさっそく恐る恐る聞いてみた


「あの〜、どうして先ほどからおこっていらっしゃるのでしょうか……?」

と俺にしては珍しく敬語で尋ねる

するとリアさんはこちらを振り返り睨みつけてきた


(もしかして火に油注いじゃった?)


「・・・はぁ………、すいません。私が怒っているのはあなたにではなく自分自身になんです」

とリアは言う


(あれ?違ったみたい)

と俺は思いながら更に聞いてみる


「それってどういうことなんです?」


「王女様……いえフロリア様は生まれた時からほとんどこの城を出ることは出来ていません。フロリア様が生まれる少し前に種族間の争いが再発し始めたからです」


「再発というと前はそんなに争ってなかったんです?」


「そうです。前に1度三種族で大きな戦争がありその被害はどの国も大きなものとなったそうです。なのでその時に停戦協定がむすばれてしばらくの間は争いは起きませんでした。ですが20年ほど前再び種族間での争いが起きるようになったのです。そのせいでこの国も防衛を強化せざるえなくなり王族に何かあってはいけないと王都から、王城から出ることはほぼできなくなりました。3年程まえのジァルゼ侵略開始もそれに拍車をかけましたね」


(なるほど、王族なんかが敵の捕虜なんかになったりしたら負けも同然だもんな。こちらの世界も歴史を繰り返すのか…)


「それによりフロリア様は現在まで同年代の話し相手もたまに来る貴族の数人しかおらず、勉学や魔法の訓練ばかりをして過ごしてきました………」


「それで何故あんたは自分に怒っているんです?」


「私はフロリア様が生まれてからずっと侍女としてお使えしてきました。ですがこの17年間1度も先ほどのようなお笑いになる姿を見ることが出来なかった………私はもっとフロリア様に楽しいことをして笑って欲しいのです。それにフロリア様は基本的に大人びていてお淑やかであまりお話になりません……ですが、先程は年頃の女の子のように笑い、会話を楽しんでるようでした。そのようなことを今まで出来なかった自身に腹が立っているだけですよ」


(色々苦労してんだね〜、てかフロリアは生まれて17年ってことは16歳だったのか。てっきりあの見た目だから年下かと思ってたけど同い年だったのか)


「ですから呂阿様、フロリア様とどうか仲良くして上げてください。そしていつかその世界を見させてあげてください」


「俺なんかで良ければ任せてください。話し相手になるくらい余裕ありますから」

と言ったらリアは前を向き歩き始めた

目の下あたりで何がが光ったのは気のせいだろう

結論から言うとまた1つ俺が働かないといけない理由が増えてしまったようだ





そのあと食堂につくともうほとんどのクラスメイトは食べ終わったららしく数人いる程度だった

適当に座り食事を取っていると目当ての人物に声をかけられる


「呂阿、今ひとり?」


「よっ瑠奈、一人に決まってんだろ?分かってて聞くんじゃありません」


「ならちょっと待ってて、私も今から食べる」


「今までずっとなにしてたんだ?」


「書庫でずっと本を読んでた」


「そういやお前研究者だっけ」

とりあえず瑠奈のステータスを確認してみる





名前 旦椋あさくら 瑠奈るな

種族 人間

役職 研究者

体力 D

筋力 D

魔力 C

物防 D(-)

魔法 D(-)

俊敏 D

知力 A

運 B

技能スキル・・・・調合Lv2、錬金術Lv2、道具作成Lv2、鑑定Lv2、看破Lv2

固有技能ユニークスキル・・・・言語翻訳


と完全に非戦闘職のステータスだ

なお固有技能は俺達異世界人の中でも持っているのが少数であり瑠奈は持っていない


「そう、だからとりあえず本を読んでる」


「主にどんなことするんだ?」


「多分色々な事を調べたり薬や道具をつくったりする感じ」


「完全サポート型だな。期待してるぜ」


「任せて。チートアイテム頑張って作る」


「やりすぎんなよ………。そうそう、そういや話があったんだ」


「はなし?」


「ここじゃなんだから後で俺の部屋来れる?」


「分かった。後で行く」


「了解。じゃあまた後で」

そういい俺は食堂を出て部屋に戻ることにした

ちなみに今夜のメニューはパスタらしきものとポタージュのようなスープで味はどちらも普通に美味しかった

その後部屋に戻り教えてもらった生活魔法・洗浄ウォッシュを自分に使いさっぱりさせていると黒晴が戻ってきたので俺は声をかける


「希暗、後でこの部屋に瑠奈がくるからな」


「僕も玲奈と白月さん呼んでおいたからたぶん後で来ると思うよ」


「なら5人揃ったら話し合ってみるか。てか桜前と白月は俺のこと大丈夫なのか?」


「大丈夫じゃないかな?……というか多分白月さんは喜ぶと思う(ボソッ)」


「ん?まぁいいか。大丈夫なら、とりあえず3人が来るの待っていようぜ」

そんな感じで色々と話をしながら俺と希暗は他の奴らが来るのをのんびりと待つことにした






……To be continued →

【とりあえずの目標】ブクマ3桁

宜しければ協力お願い致します

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ