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第3章・ゼラスの頼み事

3章ラスト二話です( ๑´•ω•)੭_□ ソッ

俺達はメイドに着いていくと連れてこられたのは見た感じ貴族の家とかでありそうな長机があり、そこには食事の準備がなされていた

そしてその上座にゼラス、その左隣にエマが座って待っている

ゼラスは俺達の姿を見ると


「よく来てくれた、囁かな礼たが食事を一緒にと思ってな。こっちにきて座ってくれ」

と言い手招きをされたのでそちらに向かう

そうして俺はゼラスの右隣その横にセリアが座りリーニャはエマの横へと座った

俺達が座るのを確認したぜラスが執事のような格好をした魔人に


「では料理を出しはじめてくれ」

と指示を出していたのを聞いた俺はこの世界で初めて食べる魔人の国の1級品料理への期待に胸が膨らむ

それを受けた執事らしき奴が部屋から出たのを確認するとゼラスは再びこちらに話しかけてきた


「そういえばどうだったか?我が城自慢の風呂場は」

と聞かれたので素直に答える


「ああ、最高だったさ。この風呂に入れただけでも力を貸した甲斐があったと思えるほどにな。ずっと旅してたから久々だったしな」

と言うとゼラスが再び口を開く


「それは良かった、お前達には返しきれない恩があるが何しろ今はこんな状況だからな……。いつか必ず返すから少し待っていてくれ」

と言ってきたので


「そんなの別にいいさ、魔人達には協力してもらうことも多いだろうしな」

と言うとゼラスは少し安心したように


「そう言ってくれると助かる、我々はお前への協力は惜しまないとさっき決定した。さて、堅苦しい話は置いておいてそろそろ料理がくるから食事にしよう。我が国自慢の料理だ、堪能していってくれ」

ぜラスがそう言うと部屋の扉が開き数々の料理が運び込まれてきた

そうして運び込まれてきた料理は見た感じ人間の国や獣人の国の国での出てきた野菜や果物などの種類はほとんど同じように見える

肉については材料を聞いてみないと分からないがまぁゲテモノではないと信じよう

ちなみにこちらの世界では虫はメインを貼るレベルで重宝されていたりする

もちろんそこら辺にいる時の姿そのままで( ˙-˙ )


一応運ばれてくる料理は大皿で取り分ける式のものではなく、こちらの世界でのコース料理というもののようで1人1人にひと皿ずつ同じものが配られていた

ちなみにリーニャにはお子様ランチのような大きなひと皿に色々と乗っているものが渡されていた


それから俺はスープ→野菜サラダ→魚らしきものの料理→肉料理→も一つ肉料理→果物を使ったデザートの順番で料理を楽しんでいった

流石魔王が準備をした食事だけあってどれもこれもこの世界で食べたものの中で最高レベルに上手い

料理スキルに任せて適当に作る俺の料理よりも上手いと俺は感じた

見た感じ料理を作ってる魔人はこの場にいなかったので料理スキルのレベルは分からないが多分レベル依存ではないと思う


これだけならどんな素材を使っていても多分大丈夫だと思えるレベルで隣にいたセリアも美味しそうに料理を食べていた

リーニャの美味しいそうに食べていたが普段の言動と違い結構上品に食べていたのに驚いた

俺の料理は凄い勢いで食べるのに(´・ω・`)

多分母親にいるからだろうと勝手に決めつけておいた


そして全員が食べ終わり片付けも終わった頃にゼラスが口を開き

「さてそれではここで食事は終わりだ。悪いが人間、いやロアよ。話が少しあるから俺に付いてきてくれ」

と言ってきたのでとりあえず俺は


「分かった。ならセリアはリーニャ達と少し話をするか部屋に戻っておいてくれるか?」

とゼラスに答えつつセリアに聞くとセリアが頷いてくれたのでゼラスの後について部屋を出ていく

そしてゼラスの後ろを着いていくとある部屋の前でとまりゼラスが中に入っていったので後について俺も中に入る

部屋の中の様子は至ってシンプルで大きめの机と椅子、本棚がある程度であった

どうらやここは魔王の執務室らしくゼラスは椅子に座り机を挟んで俺と対面する形になり少しの間ののちゼラスがまず俺に問いかける


「先ほどの食事はどうだったか?」

と聞かれたので素直に答える


「正直にいままでに食べた料理の中で1番美味しかった。セリアも喜んで食べていたみたいだしな」

と言うとゼラスは満足げに


「そうか、なら良かった」

と呟いた

そして少しの沈黙の後俺が切り出す


「ところで俺に話ってのはなんなんだ?」

と聞く

それを受けゼラスはゆっくりと口を開くと


「ああ、お前に少し頼みたいことがあってな………」

と小さめな声で言った

それを聞いて俺は再び問う


「その頼み事とやらはなんだなんだ?まぁこちらも頼み事をしてるから大抵なら聞き入れれると思うぞ」

と俺が言うとゼラスはしっかりと俺の方を向き


「俺が頼みたいのはリーニャの事だ。もしリーニャがお前達に着いていきたいと言った場合は連れて行ってやって欲しい」

と真剣な表情で頼んできた

これを聞いた俺は少し驚いく

それもそうだ

親バカの見本のような奴がわざわざ戦地に赴く奴に愛娘を託そうと言うのだ

俺としてはリーニャが行きたいと言っても断固として反対するものとばかり思っていた

そんな疑問を胸に俺はゼラスに問う


「・・・何故だ?わざわざ危険な場所に行こうとしている俺に預けるなんて。それにお前はリーニャのことを溺愛してるだろ?」

それを受けゼラスは答える


「そうだ、俺はリーニャのことを1番大事にしている。だからこそ1番安全だと思うお前の元に置いておいて欲しいんだ。今回ので痛感した、今は俺の元にいるよりお前の元の方が安全だとな」

と少し悔しげに言う

そして更に続ける


「だからお前の目的が達成される迄でいい。この世界が平和になるまではリーニャのことを守ってやってくれ」

と頭を下げてきた

それを聞いた俺は少し考えた後答える


「・・・・分かった、リーニャの事は絶対に守ってやる。但し俺達に着いてくるのをリーニャが望んだらな」

と言うと


「ああ、その場合はよろしく頼む。リーニャに聞くのは明日の朝でいいか?」

と聞かれたので


「大丈夫だ。では俺は用事があるから戻るな」

と言うとゼラスの部屋を後にした






……To be continued →

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