第3章・戦闘終了( 厂˙ω˙ )厂
3章も残すところあと数話
キャラ増えすぎて口調が混ざる(;´д`)
俺は深淵死霊王を片付けた後、セリアや魔人達の援護へと向かうべく飛行を使用する
その前に俺らの戦闘のせいで更地と化してしまったここら一帯を治していこうかと思ったが今回は後回しにして先を急ぐことにした
暫く飛んでくと魔人達と魔獣が未だ激しく戦闘を繰り広げているのが見えてくる
俺はその中でも1番状況の悪そうな王都周辺の空中の魔獣との戦闘を何とかすることにしようと考えると、まずはクロアの元へと飛んでいき指示を出す
「おいクロア。今から俺が空中の奴らを殲滅するから巻き込まれ無いためにも地上の魔獣を倒していってくれ」
と俺が言うと
急に近づいてきた俺にビビることなく
「はい!わかりました主様。あまりお力になれず申し訳ございません」
と返答してきたので
「そんなことないさ、クロアがいなかったら本当にやばい状況になってたかもしれないからな。疲れてるところ悪いけどもう少し頑張ってくれ」
と励ましの言葉を残し俺は王都の防壁の上に降り立つ
そして魔人達に一言注意しておく
飛びながら魔獣と戦っているやつもいたからだ
「今から俺が空中にいる魔獣に向けて魔法をぶっぱなす!!死にたくない奴は全員地上にて衝撃に備えろ!」
と大きな声で言うと
魔王城で俺の実力の一部をみた魔人達がすぐさま従うようにと他の魔人達に促しはじめた
そして一分も経たないうちに魔人達は体制を整える
一方魔獣達は突然敵がいなくなったのを好機と見たのか一斉に王都の中央、即ち俺のいる場所の方へと向かってきた
これは都合がいい
1度に殲滅することができそうだ
そう思い俺は魔力を練り上げ魔法のイメージを固める
そして右手を構えると
「自作魔法・追跡分裂滅光」
と唱えた
その直後俺の右手から1本の太い光線がでる
そしてすぐさま分裂していき縦横かかわらず網目状にと広がっていき次々と魔獣を貫き絶命させていく
そして空中全ての魔獣と近くにいた魔獣達に当たったのを確認すると俺は魔法の発動をやめた
その様子をみていた魔人達は誰もが信じられないものを見たかのように戦闘中だと言うのに上を見上げ唖然としていた
だが一方俺はあることに気づく
調子にのってカッコよさげな魔法を作って使ってみたはいいものの絶命して墜落していく魔獣の死骸については全く考慮してなかった
(あっちゃ〜、前の飛龍の時も死体処理めんどくさいなぁって後悔したばかりなのに。まぁ仕方ない、今回は魔人の方々に頑張っていただこう)
と他力本願な俺は空中の魔獣の全滅を確認した後セリアの場所へと向かっていった
腕輪の反応からセリアの位置をすぐに特定した俺は迷うことなくセリアの元へと辿り着く
セリアは高ランクの魔獣もかなりの数倒していたようでかなり疲弊している様子であった
「大丈夫かセリア?俺が戻ってくるまでお疲れ様だったなか」
と俺が声をかけると
セリアも急に声をかけられたことに驚くことはなく
俺を見て少し嬉しそうな顔を一種したあと元の疲れた様子の表情に戻ると
「・・・まだ……大丈夫です、と言いたいところですがやはり少し疲れてしまいました……。あまりお役にたてずにすいません」
と少し息切れしながら使えてきた
見た感じにも装備武器共に消耗しているようなので結構むちゃをさせてしまったかもしれない
そう思い俺はセリアも励ましておく
「セリアがいなかったらもっと壊滅的な被害が出てたよ。こんなにも高ランクの魔獣を倒すなんて流石俺のセリアだな」
と少し恥ずかし台詞を言いながらセリアの頭を撫でておく
ちなみにまだ耳には触れていない
するとセリアは先ほどとはうってかわり上機嫌の様子になると
「はい!ありがとうございます。ロア様こそ伝説の魔獣の討伐お疲れ様でした。それでこれからどうしますか?」
と聞いてきたので答えておく
「まずは残りの魔獣を片付けてからだな。疲れてるところ悪いがもう少し戦えるか?」
と聞くと
「はい!」
と返事が返ってきたので俺は
「なら頼むよ。一応気休めで回復魔法かけておくからな」
と言うと
「中級回復魔法・高位回復」
と唱えると俺はセリアに回復魔法を使用した
それをセリアは心地良さそうに受けていた
ちなみに回復魔法は傷や怪我を治すことは出来るが体力の回復はあまり出来ない
体力の回復は食事や睡眠、急速な回復を求める場合は無理やり回復させる手段は色々あるが反動がくるのであまりオススメはされていない
そうして準備が整うと俺とセリアは引き続き戦闘を続けることになった
その後10分足らずで俺達と魔人達は魔獣を殲滅し終えてしまったのはちょっとはっちゃけ過ぎたのかもしれない
ちょっとテンション上がっていたので仕方ないと勝手に言い訳をしておく
魔獣達の殲滅は主に俺がキチガイみたいな速度で処理していったからで、多分セリアとクロアと魔王含め魔人の一部しか俺の姿は確認出来てなかっただろう
そうして俺の初の伝説の魔獣との戦闘と魔人の国の王都防衛戦は幕を閉じたのであった
……To be continued →