第3章・一方的蹂躙からの決着
俺がまたもや無傷なのが信じられないのだろう
深淵死霊王はかなり焦ったようにこちらに更に大量の魔法を打ち込んでくる
だがしかし!無駄である
俺は自分に当たる可能性のあるものを全てを切って剣に吸収していく
ちなみに当たらないものは総じてスルー
そのせいで辺りの環境が変わってるがキニシナイキニシナイ
ちなみにこの剣は魔王城で使用した時よりも更に進化している
その性能はこうだ
自作魔法剣 MarkⅡ・・・・この剣はありとあらゆるものの魔力、魔法を吸収することが可能。吸収した魔力は打ち出すことや所有者の魔力に還元することができる
というこれまた卑怯な武器である
もちろん性能がいい分耐久力がないが
それでも他人の魔力を吸収するなんてこの世界の常識的に不可能だから尚更だ
その様子をみていた深淵死霊王はもはや言葉も無くなったようで動きが止まっていた
それを見て俺はすかさず挑発していく
「これで終わりか?たかが無詠唱とか上位魔法如きで偉そうにしていたわけじゃないだろ?」
と言うと深淵死霊王はわれに返ったようで焦っている雰囲気は隠せないまま俺に怒鳴ってくる
「巫山戯るな!なんだその訳の分からない剣は!魔法を切るなんてことが出来るわけがない、貴様は本当に何者なんだ!?」
と聞かれたので
「だから最初から言ってるだろ?お前を倒しに来たものだよ。お前の方から来ないならこっちから行くからな」
と答え俺は深淵死霊王の方へと歩みを進め始めた
そして俺は奴と同じように無詠唱で魔法をぶち込んでいく
それをみて深淵死霊王も焦ったように応戦してくるが相手の魔法は俺が全て切り裂き、俺の魔法は相手に少しつづ当たっていく
だが流石に魔法防御力が高いだけあって初級~上位魔法程度ではまともなダメージは入っていないみたいだ
それでも煩わしそうにしていたので打ち続ける
そして俺はもう少し追い詰めるべく強めの魔法を使うことにする
魔法防御力でカバー出来ないくらいの力のゴリ押し戦法の開幕だ
「特級土魔法・千本土槍」
と俺が唱えると周りの地面から土の槍が生み出され次々と深淵死霊王に向かって飛んでいく
多分本当に千本くらい飛んでった気がする
深淵死霊王は鎌を召喚し槍を次々と撃墜していくが千本もあるのだ
徐々に喰らいはじめ消耗していった
そろそろ頃合かなと俺は思い口を開く
「さてもう反撃の余地もないみたいだから止めを刺させてもらうな」
と俺は言うなり俺は剣に溜まった魔力を解放する兆しをみせはじめる
これを喰らえば流石の深淵死霊王もかなりダメージを受けるだろう
するとそれをみて焦っているような雰囲気で口を開く
「くっ、致し方あるまい。この魔法を使えば我の魔力がほとんど無くなってしまいまた暫く動けなくなるが、その様な余裕がある相手では無さそうだからな。喰らえ!我が主より授かりし最強の魔法!」
そう言うと深淵死霊王の纏う魔力量が格段に膨れ上がる
そして恐らくほぼ全ての魔力を練り上げ終わったのだろう、すぐさま口を開くと
「特級闇魔法・深淵之領域」
と唱えた
すると深淵死霊王を中心として黒いドームのようなものが徐々に広がっていく
ドームの中に入っている部分を見てみると地面が黒い炎で燃えていた
「この魔法の範囲内に入ったものは我以外全て闇の炎が燃やし尽くす。我を止めねば魔人の国の王都まで全て多い尽くせるほど広がるぞ!」
とかなり息をきらせながら言ってきた
これが広がればこの一帯は何も無い荒野になってしまう
そしたら魔人達にもかなり被害がでるはずだ
そんなことリーニャの為にも俺が止めないわけが無い
俺はもう仕方ないので深淵死霊王ごとこの魔法を消滅させることにした
はじめからやれよと言う意見は受け付けない
だって少しまともに闘ってみたかっだもん♪
まず俺は剣から魔力を全てを回収し、剣を片付ける
そして
「召喚・聖剣」
といい聖剣を再び手元に召喚した
そしてこの聖剣の真の能力を解放するべく魔力を込め始める
魔剣に全てを飲み込む闇の波動を出す能力があったように聖剣にも対になる能力が存在する
その聖剣の能力はありとあらゆる魔に関するものを浄化、消滅させることができるといったものだ
一般的な魔獣全てに効果的であるが、アンデッド系の死霊王になると尚更だろう
そして黒いドームが目の前に迫ってきた頃
こちらの様子をよく見えてないのか深淵死霊王が口を開く
「さらばだ、この時代の強者よ。あの世で我等に刃向かったこと悔いるがよい!」
と言ってくるがあの世に行くのはこいつの方だ
俺は聖剣に魔力を込め終わると振りかざす
そして
「神級光魔法・破魔断罪閃光」
と聖剣の能力発動と同時に光属性最高の魔法を使用する
すると深淵死霊王と黒いドーム全てを飲み込む光の柱が立ち上り
「ぐわぁぁぁぁぁぁ、この人間如きがぁぁぁぁ!」
と断末魔を上げながら深淵死霊王は塵一つ残さずに完全浄化された
魔法による黒いドームもすべて消え去り、地面の黒炎も無くなったようだ
(まぁこんなもんかな。あんまり強くなかったな、でも魔王や魔人達だと全員でかかっても少しきつそうなら相手ではあったか。それを余裕で倒せるなんてやっぱり俺はこの世界では化け物以上なのか………。・・・まぁいっか、おかげで守れる力はあるわけだし。早くセリア達のところに戻って魔獣の殲滅を手伝うか)
とあれこれ考えた俺はセリアや魔人達の手助けをするべく王都の方へと向かっていった
……To be continued →
感想にて注意を頂きました各話の一番最後の多数改行により読みづらいものとなっていたことを今まで気付かず申し訳ありませんでしたm(*_ _)m
まだまだ至らないところは沢山ありますので問題点があれば指摘お願いします