第3章・断罪と進まない対談(-。-
俺は確実にオービットをぶち殺すためあるものをユニークスキルで過去最速で作りまくる
現状1発で望むものができるまで何十回も施行しなくてはならないので失敗作はどんどん消しながらもバレないように行動し続ける
なんか当たり引くまでとかガチャみたいだけど俺はガチャ運あるから問題ない
そして他の人からしたら一瞬だが俺からしたらしばらく経ったあと、やっとのことで望んでいた道具を作り上げると魔力を込めすぐさま使用した
その際今まで使ったことがないくらいに膨大な魔力が必要になったがそんなの今は気にしない
するとオービットの手元にいたはずのリーニャの姿が一瞬にしてなくなり、周りが気づいた時には俺の手元へと移動していた
それを見たオービットは
「なっ、馬鹿な!?他人を転移させて自分も元に集める魔道具なんてこの伝説魔道具しかないはず!いったい何をしたぁ!」
と言葉遣いが崩れるレベルで動揺していた
ちなみに俺が作った魔道具はこんなもの
短距離転移の札・・・・使用者の視界にある人・物全てに対して短距離での瞬間的移動をさせることが可能。但し1回につきかなりの魔力が必要であり、魔力ランクS以下では使用不可
即席にしてはなかなかの性能だろう
まぁこんな物が出回ったら洒落にならないから使用制限も厳しくていっか、どうせ俺専用だし
リーニャはまた何が起こったか分からないらしく戸惑っていたので
「リーニャ、もう大丈夫だよ」
と俺が言うと
「うわぁぁぁん、怖かったよ〜ロアー」
と言って抱きついてきた
それを見てゼラスは一瞬こちらに怒りを向けてきたがすぐさまオービットの方を向くと
「これで詰みだな、お前達こいつを捕らえろ」
と指示を出したので俺が待ったをかける
「そいつは俺が滅する、手出しはするな。情報に関しては別に要らないから問題ない」
と言うとゼラスは納得してくれたのか兵を引かせ自身も後ろに引いてくれた
それを見て俺はリーニャをセリアに預けるとオービットに向かって歩いていく
「覚悟は出来ているか?リーニャに手を出したんだ、塵も残らないと思えよ?」
と俺が言うと
「こうなったらお前を殺してリーニャも殺してくれるわ!」
といい俺に向かって魔法を打ってこようと構えたがもう遅い
俺はオービットが台詞を言い終えると同時にその顔面を殴り、そのまま地面に叩きつけていた
ドゴオォォォー!
と激しめな音を立てて床にクレーターができる
また直さないといけないみたいだ
この時点でもうオービットは虫の息であるが関係ない
俺はオービットの胸ぐらを掴み持ち上げるととどめを刺すことにした
「特級火魔法・完全燃焼」
と俺が唱えるとオービットは灰すら残さず全てが燃え去った
ちなみにこの魔法は使い手の魔力より受けての魔防が強い場合火傷程度しか与えないが俺の場合はありとあらゆるものを燃やし尽くす
単体攻撃なら神級を除いて最強の破壊力だ
俺は始末を終えると特殊魔法・修復をつかって凹んだ場所を直してから
セリアとリーニャの所へと向かっていった
俺がセリアとリーニャのところに戻ると再びリーニャが飛ぶように首元に抱きついてくる
余程怖かったのだろうまだ少し落ち着きが取り戻せていないようだ
俺はリーニャをそっとしてやることにして話の続きをするべくゼラスの方へと振り向くと
ゼラス引きつった笑みで
「リーニャ、怖かっただろう。お父さんのところにおいで」
と優しい声でリーニャに話しかける
するとリーニャは
「・・・やだ、ロアの方がいい」
と俺から離れようとしなかった
それを聞いてゼラスは怒りが爆発する
「リーニャから離れろこの変態がぁ!リーニャに触れていいのは私だけだぁ!この野郎ぶちのめしてやる」
と今しがた俺にボロボロにされたのを忘れたのか喧嘩をふっかけてくる
するといつの間に来ていたのかリーニャの母親のエマがゼラスの頭をひっぱたきながら
「リーニャが急に消えたあとこちらが騒がしいのできてみればあなたはいったい何をしてるんですか?私達の問題を片付けて貰ったばかりか、リーニャの命を2度も救ってくれた方に懐くのは当たり前でしょう?それについ先程一方的にボロボロにされたの忘れたのですか?」
と説教を始めた
その様子をまるでいつも見ているかのように魔人達は見守っている
さっきから思ってたけど周りにいる魔人達は比較的血の気が高い部類では無さそうだ
ていうかやっぱりゼラスはエマとリーニャには勝てないみたいだな
元に魔王が俺との話をすると言った時も特に反対意見はない様子であった
そしてその後エマの説教が10分ほど続き、ようやく解放されたゼラスは俺に向き直るとまだ悔しそうな表情をしていたが
「さっきはみっともないところを見せてすまなかった。リーニャの命の恩人に対する態度ではなかった、深く謝罪する。それに話の続きをするのを待たせているようだしな」
と謝罪してきた
それを受け俺は答える
「まぁいいさ、お前もただ自分の娘が可愛くて仕方ない親って事が分かったしな。まぁ少し度がすぎてる気もしないが(ボソッ) そろそろ話の続きをはじめたいけど大丈夫か?」
そう俺が聞くと肯定の意を示してきたので
俺は話の続きをすることにした
……To be continued →